2019年に次期フィアット500が登場!?
…と、こんな見出しとソレっぽい画像をトップに載せてしまうと、なんだかドキ!としてしまいますよね。(すみません、ゴシップ紙っぽくしちゃって苦笑)これが最新型ではないです。
あくまで、自動車関連メディアの予想だそうです。
次期フィアット500のフルモデルチェンジを示唆する画像はこの他にも検索すると色々と出てきますが、当然ながら、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)からフィアット500の次期モデルデザインは公式に発表されていません。(2018.11.30現在)
New!【最新追記】2019.07.13
2020年にEVフィアット500の生産開始が発表されました!
しかし、最新型フィアット500への次期モデルチェンジが目前とされているのは事実です。
そして、ハイブリッドとEV(電気自動車)が加わる事も間違いありません。
■いつまで今のカタチのFiat500が買えるの?
現時点で、フィアット最新モデルの確定的な情報としては、
今年2018年の6月に『2022年までの5ヵ年の中期経営計画』がFCAより発表されていて、やはり数年以内には次期モデルが投入される見通しです。方々の情報をまとめると以下の通り。
●2022年までに次期フィアット500のEVを発売する予定
●次期フィアット500のEVではワゴンボディの「ジャルディニエラ」が設定される予定
●500シリーズの「500X」「500L」にハイブリッド版を設定する予定
プラットフォームの変更に伴い、外観もフルモデルチェンジされるのか?この点については現時点(2019.7)でもまだ分かりません。チェントヴェンティのようなEVフィアット・パンダをイメージさせるコンセプトカーが発表されている段階に留まっています。
ただ、2020年3月のジュネーブモーターショーで、フィアット500の電気自動車はお披露目される予定のようですね!
■受け継がれるFIATチンクエチェントのDNA
旧チンクエチェント(2代目フィアット500 / Nuova500)が発売されたのは1957年です。
そして、ちょうど50年後の2007年7月4日に新型チンクエチェントが再デビューしました。さらに10年近く経った2016年にようやく少しだけ外観のマイナーチェンジを施して現在に至るニューFiat500です。
フォルムや車格はまったく同じですし、顔も大きく変わったわけではありません(ボクは初期型派ではありますが)。走ってる姿を見たって、前期型も後期型も、どっちもフィアット500です♪
でも、おそらく、次期型のモデルチェンジはけっこう変わるでしょうね。
500を完全にEV化する前にマイルドハイブリッドを挟むのでは?と予想されていますが、これは2気筒ターボエンジンの『ツインエア TwinAir』を開発した時点で、ダウンサイジングした分のスペースを活用し、将来的にハイブリッド化を視野に入れていると開発者が言及しているので想定内です。
クルマ自体が大きくなっちゃうコトは無いとは思いますが、デザインやフォルムに変更は加わるはずなので、今のカタチの現行フィアット500が確実に新車購入できるのはもしかしたら残り1~2年かもしれませんね。2019年から2020年にかけては、FCAの動きに要注目です。
もちろん、イキナリぜんぶ一新する筈もないでしょうから、ラインナップとしては段階的に残っていくとは思うのですが、まあ、そればっかりは僕のような一般ユーザーには分かりません。僕が最初に乗っていたFiat500 1.4モデルも、先述のツインエアと入れ替わりでカタログ落ちしましたし。
■フィアットの電気自動車『500e』は既に存在!
自動車に詳しい方、FIATやイタ車好きな方、そしてチンクエチェンティスタな皆様、きっとご存知の人は多いと思いますが、FCAも早い段階からEV化の布石は打っていますよね。しかも2013年にはアメリカ(北米)限定で市場投入されてますし。
日本では情報も限定的にしか耳に入ってこないのは、やはり電気自動車に関しては後進的なのでは?とボクみたいな素人でも考えてしまいます。
2012年の時点でフィアットのEV車『500e チンクエチェント・イー』は発表されてますものね。
翌年2013年には北米市場(カリフォルニア)で販売も始まっています。もちろん日本では販売されていません。(並行輸入されてる猛者もいらっしゃいますが)
次期フィアット500がコレならいいじゃん!
…と、僕も思いますが、
2013年時点での「500e」の車両価格は3万2500ドル(約325万円)で、しかもFCAの前CEOセルジオ・マルキオンネ氏が『1台売るたびに1万4000ドル(約140万円)の赤字になるから買わないで(笑)』と言っています。
そして一回の充電での航続は、最大約140kmとまだ実用車としては未成熟なEVでした。もちろん、性能面では日進月歩で進化しているのでしょうけど、実際、300万超えの小型車(Aセグメント)は一般的な日本人は買わないですよね?
2017年3月の時点で、先述の前CEOマルキオンネ氏が、小型車である「Fiat500」および「PANDA」を完全にEV化する事は自殺行為であり時期尚早という見解を示しているので、仮に『500e チンクエチェント・イー』が日本の一般人にも手の届く価格でカタログに登場する日がくるとしても、これはもう少し先なのだと考えられます。そしてハイブリッドが先のはずです(後述)
ただ、繰り返しになりますがフルモデルチェンジは不可避なので形は変わるでしょう。
もちろん超よくなる!可能性もあるわけですが、哀しきかなオールドタイプな昭和世代の人間としては、懐古的になってしまいます苦笑(あまり大きな声では言えませんが… あの、どんどん変わってくMINIってどうなんですかね?)
■500のエステートワゴン『ジャルディニエラ』に注目!
往年の旧チンクエチェント時代に活躍した3ドアのエステートワゴン「500ジャルディニエラ」も最新型モデルで復活すると示唆されています(FCAの2018年中期報告)が、こちらの製造ラインは未だ確保の動きが見られないようなので数年先という見方が有力です。
500ジャルディニエラは1960年に登場したコンパクトワゴン型の「500 Giardiniera」をオマージュする形となり、EVもしくはマイルド・ハイブリッドとして開発中とされている。
■マイルド・ハイブリッドもEV・電気自動車と並行して開発
フィアットにとって象徴といえる「500(チンクエチェント)」を技術的にも進化させる為、今後の500シリーズ(500X、500L、Giardiniera)と他車種(パンダ、イプシロン等)のラインナップは、完全な小型EVファミリーとマイルド・ハイブリッドに移行するとされています。
特にヨーロッパでは、都市部へのエンジン車の乗り入れが厳しいため、EVやハイブリッド化により価格が上がることを折り込んだとしても、Aセグメントを中心に優位に立てると判断しているという。ハイブリッド・モデルについては2019年中にはいずれかの車種で登場するのではないかと言われていますが、今の所はまだ詳しい情報・プレスリリースは出ていません。
※この記事は加筆中です※