次期フィアット 最新型500ev ニューフィアット500

新型ジャルディニエラは2022年にEVフィアット500で登場?それともハイブリッド搭載のエステートワゴン?

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新型フィアット ジャルディニエラ Giardiniera(予想図)

出展:チンクエチェントマガジンVol.4
イラスト:水野広太郎氏

次期フィアットを担う最新型500(チンクエチェント)の次世代モデルの一つとして『ジャルディニエラ Giardiniera』がエステート・ワゴンとして復刻することは、2018年にアナウンスされたFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)の2022年までの5ヶ年計画で公式に示唆されたことがあります。

フィアットブランドでは2022年を目標にハイブリッド&EV(電気自動車)に移行する計画で、2030年までには500シリーズ・パンダを中心とした全ラインナップを最新型へフルモデルチェンジし、電動車のみとする事を目指しています。

その一端として、ステーションワゴン・タイプのチンクエチェント『500 ジャルディニエラ』を設定する案(未確定)も浮上していたのですよね。

★New!★2021/5
ついに最新Fiat500eが登場!

EVフィアット・パンダの原型とされる「チェントヴェンティ・コンセプト」がジュネーブモーターショー2019で発表され、新旧FIAT500のバースデーにあたる7月上旬には「EVフィアット500」を2020年よりトリノ・ミラフィオーリ工場にて生産開始が公表された。

 

冒頭のイラストは、かつてチンクエチェントマガジンVol.4(2010)に掲載された予想画です。

(ちなみに、今では情報がやや古くなりつつあるものの、ネコ・パブリッシングの「500 magazine」は面白いですよ!ヤフオクとかメルカリでもわりと手に入ります♪)

 

現代版ジャルディニエラの待望論は根強く、2007年の新型フィアット500のリリース以降、その開発は常々まことしやかにウワサされ続けてはきたものの、500L(エル)や500X(エックス)に代わられる形で今日まで実現していませんでした。

しかし、近年のEVフィアット化への計画推進と共に再びオフィシャルでも語られるようになり、「ここにきて、満を持して!」という感はありましたよね。500ファンとしては!

※新型ジャルディニエラ予想図の一つ

こういった架空の新型ジャルディニエラは、開発の実現が待たれてる中インターネット上に数多くアップされていましたね。復刻に寄せる想いはノスタルジーでもあるけれど、これが「フィアット愛」だなぁ(笑)

だけれども、2018年に言及された以降は、New Giardinieraのプロジェクトは噂すらパッタリ耳にすることもなくなり、現在に至ります。まあ、よくあることですけどね(^^;)

 

■500 Giardiniera(ジャルディニエラ)とは?

フィアット好きの方ならご存知の通り、旧車のフィアット500には『ジャルディニエラ Giardiniera』というエステートワゴン・バンタイプの旧チンクがいます。

1957年に発売されたNuova500(ヌオーバ500)の後を追うこと3年後の1960年に、500 Giardiniera(ジャルディニエラ)は登場します。全長210mm、ホイールベースを100mm延長したエステート・ワゴンモデルで、Nuova500と同じ空冷2気筒エンジンを90度横倒しにして搭載することでラゲッジスペースを確保しています。

資料によると、通常版のチンクエチェントが生産終了した後もう2年ほど、1977年まで販売され商用車としても活躍していたようです。後期型はアウトビアンキ社製(上のモノクロ画像はAutobianchiモデル)。フロント前半分のボディは、1965年以降は500Dのものから500Fベースに変更・バージョンアップされていますが、なぜか最後まで500Dタイプ以前ならではの「前開き・後ヒンジ」ドアのままだったとのこと。

「giardiniera」というイタリア語自体は「庭師」という意味で、そもそも「ジャルディーノ giardino」が「庭」という意味。英語で言うところの「ガーデン」ですが、まあ、言わんとすることは分かりますよね。なんとなく「広々とした」イメージ、ニュアンスというか…、とにかくいっぱい積めそう(笑)実際に商用車としても活躍したチンク・ワゴンです。

面白い言葉遊びだと思うしクルマの名前としても洒落ている。

イタリア語には男性形と女性形があって、職業としての庭師(ガーデナー)を称するなら男性形の”Giardiniere”(ジャルディニエーレ)を充てられるのが言葉としては一般的なのだけど、あえて”Giardiniera”(ジャルディニエーラ)と女性形になっています。だから直訳すれば『女性の庭師(女庭師)』なんですよね。

おもしろいのは、自動車とか船舶・軍艦とか、マシンは女性名であることが多い。チンクエチェントだって、「La 500(cinquecento)」で、そもそも女の子なのである!

 

あとは「ジャルディネッタ giardinetta」という言い方もあるのですが、これは「Cinquino チンクイーノ」みたいな愛称なのかな?(そこんとこもう少し調べておこうとは思います)

日本の愛好家でも親しみを込めて「ジャルディ」と呼ぶ方もいらっしゃいますよね♪

 

giardiniera ジャルディニエラ

この旧ジャルディニエラは、ヴィツェンツァ(Vicenza)のクラシックカー展示会で撮影しましたが、旧チンクエチェントよりも更に希少車なので、日本の路上でたまたま出会ったことは僕もまだないですね~。

ルパン三世の愛車(黄色いクルマ)として知られる、カリオストロで爆走していたフィアット500と前半分はまったく同じフォルム。でも、そのFIAT500をニュニュうぅ~っと後ろに伸ばしてワゴン車になってます。

 

派生モデルだけど、なんとなくシュールで違和感ありますが、妙に可愛いヤツ♪

 

ちなみに、初代500 トッポリーノにもGiardiniera Belvedere(500ジャルディニエラ・ベルヴェデーレ)というバンタイプがあります。これはもう、激レアです!

 

旧車・イタリア車系のイベント(FIAT FESTAとか)、あるいはフィット・バースデーや全国ミーティングといった大きなイベントに参加すると時折、乗っていらしてる方に出会えることがありますがテンション上がっちゃいますね~!

500 giardiniera ジャルディニエラ

 

実際の所、ボクもすごく欲しいヴィンテージFIATの一台です!

FIAT PICNIC 2018|フィアットお誕生日イベント大成功!富士山麓でピクニック♪

 

旧チンクの話をしだすと際限がないので、よりマニアックなFIAT記事は姉妹サイト「Nuova Cinquecentista」の方をご覧くださいな☆

フィアット500の歴史|1957-1975 プリマ・セリエ誕生から最終型500Rの生産中止まで

 

■現代版ならハイブリッド搭載型が現実的?

※新型ジャルディニエラ予想図の一つ

さて、最新型フィアットのお話に戻りましょう。

EV・電気自動車化やハイブリッド(マイルドハイブリッド/mHEV)搭載を推進するにあたり、モーターやバッテリーを小型化して積み込むにはプラットフォームの変更やコスト面の調整が必要なため、当初よりSUVタイプの500X(エックス)など大きな個体からと導入されるのでは?と目されていました。

その一環で、ジャルディニエラが先行的に登場か?と、先述の2022年までの5ヶ年計画が2018年6月に発表された際には自動車ジャーナリストやイタリア車ファンの間では話題になったのですが、やや予想の上をゆく形で、フラッグシップである大本命の「EVフィアット500」が早々にミラフィオーリで製造される事が確定。

FIAT創業120周年となるタイミングに合わせて、アイコニックで象徴的な500(チンクエチェント)のEVモデル生産開始を発表、グループの先駆けとした形となりました。

 

たしかに、プロトタイプ的な電気自動車モデル「500eチンクチェント・イー)」は、けっこう早い段階(2013年くらい)からカリフォルニア市場のみで実験的に販売されてはいましたが、

コンパクトな500のEVシフトを先行させる決定は、個人的にはだいぶ予想外で驚かされました。

しかしながた、一方の新型ジャルディニエラについては、生産拠点となる工場はセルビアか?ポーランドか?等々ウワサされたりしつつも音沙汰なし…

 

最新型の次期フィアット500「ジャルディニエラ」が、その歴史的な車のアイデンティティと名前を引き継ぐのであれば、基本的にデザイン・コンセプトは同様となると考えられますから予想図に近いものを想像できます。現状、SUVタイプの500X(エックス)は独自性を確保しているので、日本未導入の500L(エル)と入れ替わる大きなチンクエチェントになるのかな?

もしかしたら、既存のイメージをひっくり返す「未来的」というか「次世代型」のまったく新しいチンクエチェントとして登場するかもしれないし、それはそれで楽しみ♪

 

EVパンダとして示された、電気自動車のコンセプトカー『Centoventi チェントヴェンティ』くらい斬新に切り替えてきても面白いけど、はてさてどうなることやら。

次世代の最新型ジャルディニエラも現実味を帯びてきたわけで、新旧フィアット500のジャルディニエラ版をEV同士で並べてみたりも、そう遠くない未来に実現されたら楽しいですよね!

 

世界には、旧ジャルディニエラをEV化したという人も既にいるようで…(笑)

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