フィアット500の『フォローミーホーム』という便利機能をご存知でしょうか? 暗い場所や夜の駐車場でクルマを降りるとき、キーの抜き取り後(キーOFF)でも、一定の時間ヘッドライトのロービームを点灯させて足元を照らしてくれる機能です。知る人ぞ知る隠しコマンドですね(笑)
この、闇夜に光る目を遠くから見るの、けっこう好きです。動物みたい。(もしくはピカチュウ 笑)
■フィアット500のフォローミーホーム機能とは?
納車のときなどは細かい機能なので説明されることはあまりないかも?? 説明書にも掲載はされていますが、わりとネット中心に知られるようになった機能だと思います。
フィアット500だけでなく、ニューパンダやアルファロメオ、PUNTOなどフィアット系に広く装備されているらしく(※年式やモデルによって異なります)基本的には操作や表示も似たり寄ったり。メーカー側のお気に入り機能なのでしょうか?(笑)そのわりには、おそらくあまり利用されていないと思われるフィアット500のナゾ機能の一つ。
「毎日使ってるよ♪」という方もいれば「そんな機能あるの?」という方もいるはず。簡単に言えば、エンジンを切った後も玄関先までを愛車がヘッドライトの灯りで照らしてくれるよ、という健気でラブリーな機能です。使い方は簡単。キーOFFした後にパッシングするだけ♪
■フィアット500のフォローミーホーム操作方法
(1)夜。愛車のチンク君を駐車して、ライトを消し、普通にエンジンを止めてキーOFFします。キー自体も抜いちゃってOK。クルマは普通に降りられる状態ですね。
(2)そこでパッシング。メーターパネル中央に写真のように"Follow me 30s"と表示され、ヘッドライトがロービームで点灯します。エンジン停止後、2分以内にレバーを引くことが前提条件です。
(3)パッシング1回で30秒。2回で60秒。と、パッシングごとに30秒ずつ長く設定でき、最長で210秒(3分30秒)まで点灯させられます。(キャンセルする場合は2秒以上レバーを引く)
(4)車から降りて、ドアをロックします。設定した秒数が経過するとライトは自動的に消灯。
クルマも人間と同じで、良い所も悪い所もあるわけで、ついつい愛を込めた自虐ネタでフィアット500の故障だの不具合だのを取り上げてしまいますが(苦笑)こういうユーモラスな機能はすごく良いですよね! さほど役に立たないところ(あ、言っちゃった)が特に良い。
まあ、遊び心なんですけどね、こういう細かい作り込みは、とてもイタリアらしくて好きです。
でも、雨の夜とか足元の水たまりを照らしてもらったりと実利的な面でも、使い慣れるとなかなか便利な機能ですよ? 僕はちょくちょく使っています。それに、チンクエチェントのヘッドライトが光ってる姿を見るのも個人的に好きなので♪ ついついチンクは擬人化しちゃいがちですが、
健気でカワイイ奴だなぁ~・・、と
暗闇の中でニヤニヤできたります(笑)
雨の日も、風の日も、
健気にご主人の帰り道を・・
(カ、カワイイっ)
よほど広い邸宅でなければ30~60秒で充分だとは思いますが、降りるのに手間取ってたりすると、歩いてる途中でスゥ・・と消灯されてしまうのでご注意。
(そんな時いつも、ラピュタでパズーとシータが地下坑道まで下りたとき、飛行石の光がだんだん消えていってバズーが「ま、待ってくれ・・!」と言うシーンを思い出します)
逆に、玄関に着いても、フッ・・と消灯するまで見届けちゃいますけどね♪
gigi