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フィアット500は故障する?デュアロジックが壊れやすい?修理・メンテナンスの考察

投稿日:2018-04-22 更新日:

 


フィアット500evが日本発売!

 

ネット上でも「フィアット500」「故障」のキーワードでの検索が多いみたいですね(苦笑)そこで今回は、新型フィアット500の故障について。特に、フィアット車ならではの「デュアロジック」を取り上げて簡単に説明しますね。

街で見かけることが多くなり、今ではすっかり身近なイタリア車となった、新『フィアット500』♪

数字の500はイタリア語で「チンクエチェント」と読みます。先代モデルの旧車はルパン三世の愛車としても有名ですよね!

 

この、丸っこい可愛いフォルムのお洒落でコンパクトな輸入車、次のマイカー候補に考えてらっしゃる方も多いと思いますが…

でも、イタ車って壊れるんじゃないの?

そんなイメージが気になる所だと思います。では、実際はどうなのでしょう? 初期の前期型モデルから乗り続けている現役ニューチンク・オーナーとしての私見、トラブル・故障・修理体験なども交えてまとめてみました。

 

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■フィアット500って故障しやすいの?

結論から言えば、日本車と比べてしまうと、故障しやすいです。(キッパリ)

ただ、昔よく言われていた『イタ車は壊れる!』というほど、今のフィアット車は壊れません。路上や交差点でエンコして立ち往生… そんな心配はほとんど無いので、普通に乗れます。

あたり前だろ、という話かもしれないですが、むしろ国産車の壊れなさが異常というか(笑)日本のモノ作りの、ありがたみと誇りを再確認させられます。

 

絵的にショッキングですね(笑)

これはバッテリーが突然死してしまった時。僕の1台目のニューチンクは、2010年製の前期型だったので、新車ながらトラブルはちょいちょい有ったのは事実です。(※現行のフィアット500は容量の大きなバッテリーに変更されています)

 

脅かしから入ってしまいましたが、大丈夫(笑)

たしかに未熟性だった前期型フィアット500は、デフォルトの部品に初期不良が生じるケースが多く聞かれました。しかし、2016年以降の後期型、現行モデルは1900点にも及ぶ部品変更が施され、弱点とされた箇所も対策部品が採用されるなど、大きなマイナーチェンジを経ています。

現代の車らしくコンピュータ制御のセッティングもアップデートされますし、日進月歩で改善されています。(車として熟成して来ています)ドナドナは体験できないかも笑

既にデビューから10年以上の経過した車種。ちゃんと良くなっているわけです☆

フィアット車が「故障しやすい」とか「壊れやすい」というよりは、部品交換やメンテナンスが必要という認識でしょうか。そしてそれは、少しずつマシになっています、と(笑)

 

デュアロジック本体|フィアット500のDualogicシステム

さて、タイトルにもある通り、フィアット500といえば、『デュアロジック dualogic』いう独自のトランスミッション機構(セミオートマチック)がキモと言えるでしょう。

定期的なメンテナンス・点検整備をサボったり、不調を放置したりすると深刻な事態に発展しかねないのはコチラの心臓部なので、知っておいた方が良いフィアットの特徴です。

 

■デュアロジックの不具合・故障・トラブルについて

デュアロジック(dualogic)とは、現代のフィアット車の多くに搭載されているFIAT社独自のミッションで、新型500のデビュー以前からグランデプントやニューパンダで既に実装されてきたセミオートマチック・トランスミッションです。

詳しい解説は別の記事にまとめますが、クラッチ操作をデュアロジックが自動でやってくれます。なので、中身はマニュアルですが、オートマ限定免許で乗ることができます。

このデュアロジック関連のトラブルは、2008年の発売以来、すでに年数を重ねた車体に増えてきているようです。僕も実際にデュアロジック不具合は経験しました(下記リンク参照)

 

ミッションは特に負荷の掛かる箇所です。(車の大きな力を受け止めるから)当然、クラッチ操作を油圧制御で担っているデュアロジックにも相当の力が加わるので、走行距離がかさみ、長年乗っていると各部の摩耗・消耗によるオイル漏れ等の症状が起こる場合があります。

また、内部的にはMTですから、クラッチ板が摩耗してくるとデュアロジックにも過剰な負荷が掛かります。クラッチ板の交換目安は、乗り方や環境にもよるので一概には言えませんが、平均的には6~8万キロくらいが推奨のようです。

FCAのセールス的にはオートマのような謳い方ですが、そもそもがマニュアル機構という点がデュアロジックの焦点です。

 

さて、諸々の原因による過負荷でデュアロジックの部品がヘタり、オイル漏れ等が起こり続けると、徐々に油圧が下がっていくので、ある時、充分な力が出せないとコンピューターが判断したときにエラーを出して、強制的にニュートラルにされてしまいます。

これが『ギア抜け』

▶デュアロジック不具合【体験談】怖い!走行中のギア抜けのトラブル…故障の原因と対策はあるの?|cinquecentista

 

なかなか怖いトラブルではありますが、欠陥というよりは経年劣化ではあるので、新車で乗り始めてすぐにイってしまったという事例は滅多にないと思います。注意したいのは、デュアロジック車を中古で購入する際は、できるだけ詳しく整備記録を調べましょう。

予防策として有効なのは、デュアロジックオイル、トランスミッションオイルを適切に交換すること。デュアロジックオイルの交換をすれば、少なくとも当該箇所にはチェックが入るので、オイル漏れ等は症状が出始める前に見つかる可能性もあります。

 

逆に言えば、それくらいしか出来ることはありませんが、それが病巣の早期発見にもつながるので、健康診断みたいなものでしょうか。

もちろん、デュアロジックはもちろん、車自体に負担を掛けないように努めることは各部品を長持ちさせることに繋がりますから、エンジンオイルとかミッションオイルも積極的にケアするなど出来ることは山ほどあります!

 

■新型フィアット500・デュアロジックはメンテナンスが必要

かつてのイタリア車を識る方々に言わせると、劇的に壊れなくなったという現代版フィアット車ですが…  日本の一般的な国産車のようにメンテナンスフリーな部分は持ち合わせていません。

ディーラーさん、最寄りの整備工場での定期的な点検と整備は不可欠です。

元々さほど安くはない輸入車である上に、オイル交換、消耗品交換などなど、維持費もそれなりに掛かる覚悟は必要だと思います。見た目の可愛さだけでは選ばずに、ネットでいろいろ調べましょう! そこそこ手強い子たちです(苦笑)

でも、ちょっとメンテナンスしてあげるだけで、体感できるほどに挙動の変化が分かる車なので楽しいのです。まめにエンジンオイル替えるだけで、かなりデトックス感あります♪

 

デュアロジックのことも、今はかなり情報が得られるようになったので、オーナーさん自身も出来るだけ知っておくことは大切だと思います。ディーラーさんに丸投げしておけば、全部キッチリ診てくれるかと言えばそうでもなく(あくまで私見ですが)案外デュアロジックに対する姿勢にしても、やや消極的な印象は受けます。

ユーザーさん達の情報として多いのも、テスター診断でエラーが出た段階でアッセンブリー交換(ASSY)を勧められるケース。たしかに、ユニット丸ごと交換しておけばローリスクでしょうけど、見積もり15~20万くらいポーン☆と出されてしまうので、ちょっとどうなのかなと…  あ、イジワルな書き方しちゃいましたね(苦笑)

でも、クラッチ板の摩耗と同様に、遅かれ早かれ、デュアロジックも各部が消耗して機構としての機能が怪しくなるのだから、販売元も「デュアロジックは5~10年で交換が必要です」と認めた上で、寿命を延ばすためのメンテナンス・プログラムを組むべきとは思うけど…

 

↑デュアロジック車の運転のコツなども別記事で書いていますので、よかったらご参考までに。

やはり「何も考えないで」乗れる車ではないので(まあ、そこがマニュアルっぽくて面白いのですが)日頃から「考えながら」運転していると少しの違和感にも気付くようになっていきます。

ちょっとネットで調べてみたり、みんカラ等のSNSで他のオーナーさんに相談してみたり… 試行錯誤しながらメンテナンスも楽しんじゃう!

ガッツリ系ではない、
プチ☆車イジリを体験できる車です♪

 

弱点や注意するポイント

white mercedes benz c class parked on gray concrete floor during daytime

なんだかんだで、フィアット500は老若男女たくさんのオーナーさんに気に入られている輸入車であることは確かです。人気あるしコンパクトでお洒落だけれど、イタリア車が壊れやすいという話も耳にすると、購入をためらい迷う方も多いことでしょう。

安心してカーライフを楽しむためにも、故障リスクや消耗品の劣化、定期的なメンテナンスでの不具合予防など注意点について事例をあげておこうと思います。

 

ゴム・樹脂系の劣化

ヨーロッパと日本では気候が違います。イタリアと比べて高温多湿な日本はクルマにはややストレスのかかる環境ではあります。

イタリアは地中海性気候ですから海に囲まれているものの日本と比べると乾燥していて、工業製品の大敵である湿度は少ない環境です。一方の日本は、通年湿度が高いためクルマには決して優しい環境とは言えません。湿気は電子部品の接触不良やゴム製部品の加水分解を招き、 設計時に想定されていないような些細な不具合を発生させることがあります。 

経年劣化は長く愛車に乗る上で避けられない故障原因の一つです。 

運転する分には問題がなくとも、各部のパーツ類や消耗品劣化の進行スピードが早い点は否めないので、交換サイクルはどうしても早まってしまうわけです。

特にゴム製品は、ある程度の対候性があるといっても弱りやすいですから、定期点検をオススメします。ボディの大部分は金属ですが、各部にゴムや樹脂製品が用いられているので、たとえば窓枠やワイパーなどは日本車より傷みやすいと言えるでしょう。

特にフィアット車は、プラスチック・ゴム部品の経年劣化に伴う故障は多いようです。新車で購入しても10年ほどで内外装のプラスチックやゴム部品が劣化しやすいという声はよく耳にしますね。ダッシュボードの表面がベタついたり、色褪せ、割れ等が生じてくると買い替えを意識する要因にはなってしまいますよね…

 

定期的なメンテナンス

日本車だと一般的にメンテナンスは車検毎で大丈夫なイメージですが、外国車は「走行距離」でメンテナンスを考えた方がよろしいかと思います。

欧州ではクルマに対する考え方が日本とはやや異なり、自動車はオーナー自らもメンテナンスしながら乗るという考え方が根強いため、自動車メーカー側にも「メンテナンスフリー」という発想があまりありません。なので、何万kmごとにチェックしようと意識しておく必要はあると思います。

 

外車は日本車より故障しやすい?

外国車が壊れやすいというよりは、クルマ文化の違いと理解しておくとよいかと。

外車購入を買うとなると故障リスクが気になるのは当然です。しかし外車の悪いイメージはずいぶん昔の話ですので今現在は言われるほどのことはありません。

高度経済成長の1970年代以降にトヨタ筆頭に国産車の性能が飛躍的に向上、さらにバブル時代に輸入車が流行ったものの「外車は故障する」という悪いイメージが広まってしまいました。当時は部品入手するにも海外からの取り寄せが難儀でしたし、修理できるガレージも整備士も少なかったためハードルが高かったのも事実です。

現代では性能面で各国さほど隔絶された差はなくなっており、外車は壊れやすいけど日本車なら大丈夫!という神話もなくなってきている印象です。

 

最新技術がデメリットとなることも

最新技術であるほどに、故障率が高まってしまうのも事実。

デュアロジックやツインエアは独自の技術です。そういったハイテク機構は全てが公開されているわけではないので、一般の修理工場やディーラー整備工場でもトラブル原因を解明できないことが少なくありません。

こういった独自の技術・機構により発生する弱点は、今後も更に続いていくのは必然であるため、日頃からメンテナンスが欠かせないのは昔も今も同じと言えるかもしれません。大きな故障や事故を防ぐために意識すべきことだと思います。



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