初期型のチンクエチェントには多かったトラブルの一つがバッテリーの突然死でしたね。まだスタート&ストップ(アイドリングストップ)が標準装備ではなかった頃ですが、それでも電装に対して容量が少ないバッテリーがなぜか搭載されていた為か、あるいはバッテリーの品質の問題か…
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ぷしゅん☆
(あ、バッテリー死んだ・・)
寒い朝、 ゆっくり慎重にキーを回すも、いつものエンジン音は鳴り響かず・・
何かが "切れた" ような弱々しい音とともに表示器がブラックアウト・・
そんな体験をしたのは、先代のソライロ(チャチャチャアズール 1.4 LOUNGE)を新車で乗り始めて9ヶ月目くらいだったかな。たしか2011年の出来事です。早いものですね。とても懐かしい。
ド定番ながら寒い冬の朝でした。おそるおそる再度イグニッションキーを回すも、当然のようにセルモーターは微動だにせず、かすかに点いた表示器にはみるみる警告灯が増え、メーターの針はピクピク震えるだけ。
あー、バッテリー死ぬとこうなるんだ… と、はじめての警告灯のアメアラレ状態に呆然。自宅の駐車場だったのでセーフでしたが、ローダー呼んで、初ドナドナ体験。
とりあえずブースターで再始動はできたので、そのままローダーに乗っかってディーラーまで。自走してトラブっても大変ですから。ロードサービスが保障内で助かりました。(FIATオフィシャルの無料ロードサービスは新車購入から3年間)そうでなくても車両保険を使ってロードサービスとか、最終手段でJAFを呼ぶとか、できれば御免ですよね~・・
この前の週、ちょうどFIAT正規ディーラーに12ヶ月点検をお願いすることになっていたので、「もしかしたらバッテリー弱ってるかもです」と事前に伝えてバッテリー交換も依頼しておいたのですが、
いざ入庫したら「スイマセン、在庫がありませんでした…」という締まらない事態に辟易。とりあえず引き揚げてバッテリー入荷待ちで迎えた翌週だったわけで…
まぁー、実際、見事なタイミングで逝ってくれちゃいました。(翌週に交換のため再び持って行く予定でした)そう。こんなもんです。人生って。セ・ラ・ヴィー。Questa e' la vita.
初期型のバッテリー(先)→新しいの
電装のわりに弱すぎ。というのが通説だった初期タイプは「突然死」のケースは当時ネット上でもかなり散見してましたね。たぶん第二世代から新しいバッテリーになってたかと。
【追記 2018/07】この頃(2010年式)の初期型フィアット500はバッテリー容量がクルマの電装品に対して小さかった為、同様のバッテリートラブルはけっこう多発していたと聞きます。後に対策されて容量大きめのバッテリーに積み替えられたハズですが、この頃に『どうやら社外品のパナソニックCaosが良いらしい!』という話が広まり、ディーラーの営業さんすらも勧めてはいた。現在(2018年)はまた状況が変わり、全車種がアイドリングストップ標準装備となっているので、当然、純正バッテリーも相応に考慮されたものとなっている模様。
たしかに身の丈のわりに装備が豊富なニューチンクですし、デュアロジック車は運転席ドアを開けるたびに『ギュイィィーン』とモーター起動しますし… 今はスタート&ストップ(アイドリングストップ)も標準だし… バッテリー容量は潤沢でないと。ですよね。
…にしても!
当時、新車購入から9ヶ月ほどで弱ってアッサリ逝ってしまったのは困りものでしたが…。この子(空色チンク)は毎日1時間くらい(街乗りというよりは巡行)は走らせてましたし、ほとんどエアコンも使ってなかったですからね、充電不足は考えられないので悪い個体のバッテリーに当たってしまったケースでしょうか。
フィアット500に限らずでしょうが、初期型はやはり実験個体(ひどい笑)な側面もあるので、電装に対してバッテリーが貧弱なんて初期不良みたいなモノも半分は仕方ないわけですが、今どきの車のバッテリーの性質がまた突然死(にみえる)要因でもあるようです。
ついさっきまで何の問題もなかったのに、突然バッテリーがあがってエンジン始動できなくなるバッテリーの『突然死』という現象。電気をものすごく使う電装品が多い現代のクルマ用に、バッテリーも一番効率の良い領域をダメになる限界ギリギリのところまで機能するような仕様になっているらしいですね。なので、完全に力尽きた(電力が枯渇した)時点で、イキナリ突然死したかのような状態となってしまうそうです。
●フィアット500のバッテリー交換↓
ちなみに、今のTwinAirで積んでるのは、パナソニックの欧州車用カーバッテリー『カオス CAOS WDシリーズ N-66-25H/WD』です。最近、DIY交換したばっかり。評判よさげだったので♪(※車種により適合が異なるのでお調べ下さい)
あいかわらずトラブルのネタは順調(?)にストックしてるので、またボチボチ書き溜めていこうと思ってます。手が掛かるのがイタリア車。まったく♪
パナソニック カオス caos N-66-25H/WD 輸入車用 バッテリー 価格:16,800円 |
【追記 2018/07】フィアット500の初期型にはスタート&ストップ機能(アイドリングストップ)が付いてなかったのですが、今はツインエアも1.2も、LOUNGEもPOPも、すべて標準装備されています。パナソニックCaosはアイドリングストップ対応のバッテリーではないので要注意です。