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愛車フィアット500を水没や浸水から守る対策・対処法とは?クルマの水のトラブルに備えよう!

投稿日:2019-10-11 更新日:

以前にフィアット500のCMで、海の上をチンクエチェントが走る(泳ぐ?)なかなか可愛いというか、センセーショナルな映像がありましたが、もちろん実車は水上を走ることは出来ませんので、あしからず。故障してもリコールできません(笑)

冗談はさておき、事故で海や川に車が転落してしまったり、洪水や津波で車が水没してしまったり、ニュース映像で目にするような痛ましい光景…

あながち非日常的なシチュエーションでもなく、ゲリラ豪雨や台風など自然災害は身近なものであり、普段走ってる道路が冠水して通行不能となってしまってしまうことも珍しくない昨今です。

水の事故の緊急時にも、ドライバーとしては備える必要があります。

 

今年(2019)は最大級規模とされる大型台風19号が到来。そして千葉県を中心に甚大な被害を及ぼした台風15号の際にも、倒木や道路の冠水は僕の住む地域でも随所に起こっていました。

大丈夫だろうとタカを括って運転してしまった数10センチの浸水域で、クルマが水没してしまう事態も決して他人事ではないですよね。

僕も、エンジンストップこそは経験していませんが、冠水道路で何度か愛車のフィアット500で危険に晒して冷や汗をかいた事がありますし、実はフロント・ナンバープレートが水圧で外れて紛失してしまったことも…!

可愛いチンクエチェントを水没させない為にも、対策と対処法を確認しておかないといけませんね!

 

フィアット500はどの程度の水深まで運転できるの?

まあ、そもそもクルマで水に入ってはいけないのですが…(^_^;

フィアット500に限らず、一般的な普通乗用車が冠水した道路に侵入してしまった場合、安全に走行できる水深は約20センチ程度までだそうです。(もちろん入らないに越したことはありません!)

これは、マフラーの位置が目安となります。

自動車はマフラーが完全に水に浸かってしまうと、排気ガスを外部に排出できなくなるので、エンジンルームに水を引き込んでしまい、最終的にエンジンが停止してクルマが動かなくなります。

 

大雨などで予想以上に道路が冠水していて、気付かず侵入してしまいヒヤリとした経験をお持ちのドライバーさんも少なくないと思います。

マニュアル車であれば、低速ギアに入れて、エンジン回転数を高めにキープしたまま脱出が定石。アクセルを踏み続けて、排気力を落とすことなく水圧を上回っている限りは、かろうじてマフラーから水は侵入してきません。短い距離、時間であれば、エンジンに水が入ってくる前に何とか抜け出せる可能性が高いです。

デュアロジック車(セミオートマ)のフィアット500なら、MTモードに切り替えて、レバーをマイナス(-)マーク側に操作することで手動でローダウン、低速に保つことが出来ますよね。(ただ、咄嗟の状況でそういった操作が出来るかはドライバーさんの運転技術に依りますが…)

デュアロジック車 フィアット500

 

たとえ20センチに満たない水深でも、水の抵抗はかなり高いと言えますし、路面状況によってはタイヤが浮き気味となり、スリップ、空転するような状態になるとひじょうに怖いものです。パニックになり車を止めてしまったり、焦って逆にアクセルを踏み込んだりせず、落ち着いて徐行運転しながら抜け出すのが鉄則でしょう。

濁った水に覆われた冠水道路は路面の状態がまったく分からないので危険です。もし車高をローダウンした車体であれば、数センチでもその分は水に浸かりやすくなりますし、濁った水に覆われた冠水路は倒木など異物や障害物が分かりにくいので予想外の脱輪やトラブルが発生する可能性も高くなるので要注意。

 

車底部分までの水位であれば、エンジンや機関に深刻なダメージを受けずにやり過ごせるかもしれませんが、冠水道路に入ってしまったからには天に祈りながら通過するしかありません。

もちろん、冠水した道路には侵入してしまう手前で気付いて、Uターンもしくはバックで難を逃れるのが最善です。

高架下などのアンダーパスは、昨今のゲリラ豪雨等では高い確率で冠水してしまいます。いざという時のために普段から浸水しやすい場所を記憶しておくと水没リスクを軽減・回避できますよね。深い水たまりや冠水路に遭遇してしまったら、面倒臭がらずに回り道した方が賢明です。まだ浸水し始めの早い段階では、消防や警察が現場に到着していないかもしれません。

 

さて、とうとう台風19号が関東地方にやって来ました。

フィリピン語で「ハギビス(HAGIBIS)」という名前で「すばやい」という意味だそうですね。余談ですが、台風の名前というのは日本を含む14ヵ国が加盟する「台風委員会」で決めるらしいッス。東海・神奈川のピークは夕方から夜半にかけてと予報されていますが、朝早くから雨足が非常に強いです。実家(大和市)の目の前が河川敷のため、午前中の時点で避難させるべきと判断し迎えに行きました。

大型台風や洪水・水害のニュースで、深い水に浸かりながらも車が走行している映像を見かけますが、当然ながら、万一死亡事故につながる恐れのある無謀な運転は避けなければなりません。川などが氾濫してからでは車での避難はとても危険です。

水深50センチになると車体が浮き始め、さらに70センチ以上と深くなると水圧によりドアを開くことが困難になるそうです。ドライバーが車内に閉じ込められてしまう可能性が高まり、救助を要する最悪の状況を招いてしまうかもしれません。

ずいぶん前に河川工事が施された実家の前の境川です。僕の知る限りではここ20年ほどは溢れた記憶はないのですが、自然災害が過去の想定を上回ってくる事例の多い昨今では油断大敵… 慎重すぎるくらい用心するのに越したことありません。

氾濫しないまでも、強烈な集中豪雨で、あっという間に道路が水浸しなってしまうこともあるので、危険性のある場所であれば水深が浅いうちに避難もしくは駐車場からクルマを移動して水没を避けましょう。

先述しましたが、水位がマフラー排気口に達するような状況で無理に走行してエンジン内に水が浸入してしまうと、エンジンの調子が徐々に悪化しノッキングしながらエンストを引き起こします。もし、そこまでの状態になってしまった場合は、残念ながら車を放棄して脱出、避難すること最優先させねばならないかもしれません。

そして、水没によりエンストを起こしてた自動車は、無理にエンジンを再始動させてはいけません

どうしても車を移動させる必要(たとえば後続車を通すために路肩に寄せるなど)がある場合は、シフトをニュートラル(N)にして、押します。小型車とはいえ現代のフィアット500は1トン前後の重量があるので、大人2~3人じゃないと厳しいかも?他のドライバーさんに助けを求めましょう。ちなみに旧チンクエチェントなら1人でも押せちゃいます(笑)

一方、ハイブリッドカーやEV車(電気自動車)の場合、感電の恐れがあるため迂闊に動かしてはダメとのこと!要注意!

 

愛車が水没したらどうすればいいの?対策と対処法

海や川にクルマごと転落して水没してしまうことも…

鉄の塊だけどクルマは案外すぐに沈まないそうなので、まずはパニックにならず落ち着いて状況を把握することに努めましょう。慌てずシートベルトを外して、浮いてる側の窓から脱出します(ドアは水圧で開かない)。

エンジンストップして、バッテリーや電気系もショートするとパワーウインドウは動かないので、窓を割るための脱出用ハンマーは万一に備えて車載しておいた方がいいかもしれませんね。

自動車のガラスは安全対策で耐衝撃性が高いため簡単には割れない構造になっているからです。

ちなみに僕は、運転席の下にバールを常備しています。

緊急時用ハンマーや車載工具がなく、窓ガラスを割れない事態に陥った場合は、(かなりの恐怖感が伴うのですが…)車内と車外の水位が同レベル程度になったところで、渾身の力で一気にドアを蹴り出して脱出する方法。内外の圧力差がなくなり比較的ドアを押し開けやすい状態になるそうですが、車内の水位は胸元や首近くに達していると想定できますのでひじょうにコワイ…。

 

冠水・浸水により、エンジンが止まってしまった(ウォーターハンマー)自動車は、エンジンを再始動させてはいけません。電気系統のショートによる出火や爆発など車両火災の危険があるからです。

JAFやロードサービスを呼び、FIAT正規ディーラーや専門の整備工場に対処を依頼して下さい。もし可能であれば、発火の恐れを考慮して、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して通電しないようにテープ等で巻くべきですが、整備経験のないドライバーさんには危険が伴う可能性があるので専門家に指示を仰ぐべきでしょう。

冠水路を無事に抜け出して自走可能な場合でも、異音やエンジン挙動に違和感が生じた車は、すみやかに整備工場へ持ち込み点検しなければなりません。運良くエンジン損傷を免れたとしても、ミッションや足回り等のダメージが後に発症する可能性もあります。

 

水没車(冠水車)の定義としては、「室内フロア以上に浸水」または「浸水の痕跡が確認できる車」とされ、マイナス査定どころか売却も下取りもしてもらえないのが実情とのこと。そして、水没して壊れたエンジンは元通りには直らない為、いわゆるオシャカ状態。もし水抜き・修理できたとしても費用は膨大になるでしょうから、廃車は免れないかと…

しかし、何よりも大切なのは人命です。

愛車を諦め、乗り捨ててでも、最悪の事態を避ける決断を下すべき時がいつ訪れるか分かりません。日々の生活を支え、人生を豊かにしてくれるクルマは愛すべき最高の相棒なのですが、事故や災害といった緊急時への備えと対策も怠らず、ドライバーとしての責任はしっかり果たすべきですよね。安心・安全の自動車ライフを!

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