Topick!フィアット&アバルト限定車一覧
フィアット500および500C(チンクエチェント・シー)に新しいグレードとなる『Cult カルト』と『Dolcevita ドルチェヴィータ』が登場!2021年6月から、全国のフィアット正規ディーラーにて販売開始の新グレードです。
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Newグレードの『カルト Cult』が500の通常ラインナップに追加!
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パドルシフト&クルーズコントロール標準装備!
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新たなボディカラー設定&シート色変更など車内アップ!
そういえば、新しいグレードの設定はたしか500では初めてとなりますね。
これに伴う形で『Pop ポップ』と『Lounge ラウンジ』が通常ラインナップからなくなるそうです。新車としては、フィアット正規ディーラーの現在庫が売り切れ次第で販売終了になるとのこと。ちょっと淋しい気持ちはありつつも、最新型のEVフィアット・500e(チンクエチェント・イー)へと繋がっていく未来に向けてのステップアップと前向きに捉えましょう♪
さて、新しい500の価格表はというと…
新名称 | 新価格(税込) |
500 1.2 Cult | 2,000,000円 |
500 TwinAir Cult | 2,210,000円 |
500 TwinAir Dolcevita | 2,610,000円 |
500C 1.2 Cult | 2,660,000円 |
なるほど、なるほどぉ~
ポップに替わり「Cult カルト」がリーズナブルな廉価版となり、ツインエアの上位版グレードが「Dolcevita ドルチェヴィータ」となるわけですね。
先代の旧チンクから受け継いだ愛くるしいフォルム、小回りの利くコンパクトさは日本でも人気を博し、アイコニックな現代版イタ車のフラッグシップとなった新型フィアット500(チンクエチェント)。2008年の日本デビューから十数年があっという間に経ち、とうとう干支も一回り!(感慨深いなぁ…)
大幅マイナーチェンジも経たものの、基本的にデザインはほぼほぼ変わっていないという稀有なイマ車です。
今回はクルーズコントロール(スピードリミッター)が新装備として追加され、ステアリング裏にパドルスイッチを設置。
いわゆるパドルシフトが「ABARTH アバルト」同様に可能となります。クルーズコントロール機能のおかげで、疲れやすい高速道路の運転が楽になり快適性アップ! また、デュアロジックおまかせのATモードもいいけど、自分で”操る”楽しさマシマシなパドルシフトを積極的に使ったドライブで運転の悦びも際立つことでしょう。
シート色とドアトリムのカラーは落ち着いた大人っぽい濃紺ブルーにリニューアル。高級感が出てますね。
パワートレインとしては、従来1.2リッター4気筒と0.9リッター2気筒ツインエア(TwinAir)の2系統で変わらず。
新色「シチリア・オレンジ」はいずれの車種でも選択可能ながら、FCA公式サイトではなぜか最上位モデルとなるツインエアDolcevitaには導入されてない??カタログでミスることはないと思うので、そういうことなのかしら?
ちなみに、安定の白「ボサノバ・ホワイト」以外の、スペシャルソリッド「パソドブレ レッド」「シチリア オレンジ」とメタリック「ポンペイ グレー」は別途オプション費用55,000円が必要な有償色。こゆとこ、けっこうエグいです(苦笑)
「500 TwinAir Dolcevita」も、クルコン(クルーズコントロール)が標準装備され、同じくパドルスイッチ付き。フロントフェンダーにDolcevitaトリムバッジが追加されます。
また、シートカラーはブラック/アイスの2トーンへと変更され、こちらも上質でラグジュアリーな雰囲気が高められています。
ビタミンカラーは限定車アランチャ(Arancia=イタリア語で「オレンジ」の意味)以来の登場ですが、標準ラインナップに加わったのは初めてですね!
ボディカラーの名称は「シチリア・オレンジ」とのことで、かつてのビタミンカラーより少し赤みが増し、さながらブラッドオレンジ(レッドオレンジ)に寄せているように思えます。シチリア特産のブラッドオレンジは、その名のごとく血のように赤くて風味も濃厚。イタリアでは「アランチャ・ロッサ」「アランチャ・シチリアーナ」と呼ばれ、リストランテで供されたり、巷ではアランチャ―タといったイタリア版ファンタオレンジのような清涼飲料水などでも親しまれています。
画像出典:FCAジャパン