フィアット車のCMはイタリアらしい洒落たをセンスが光り、昔から評判がよいですよね^-^
2021年にCM曲も話題となった『走るビタミン』編は、新型フィアット500の新しいボディカラー「シチリアオレンジ」を纏ったヴィヴィッドで可愛らしいチンクエチェントが、都会のビル群に彩りを与えるように颯爽と走るシーンが印象的なTVコマーシャル。
広告としてはイメージ重視で、その強みであるファッション性とデザイン性を全面に押し出した内容。日本版TVCMが15秒、海外版(UKイギリス)は30秒となっています。
●Fiat500『走るビタミン』日本版15秒(YouTube動画)
●Fiat500『走るビタミン』海外版30秒(YouTube動画)
アランチャ(Arancia)とは、イタリア語で「オレンジ」という意味です。
シチリアオレンジこと『アランチャ・シチリアーナ』は、シチリア島特産のブラッドオレンジ(タロッコ・オレンジ)を指すことが多いかな、と思います。アランチャ・ロッサ(赤いオレンジ)とも言われるように、果肉が血のように真っ赤なのが特徴で、味わいも香りも濃厚。イタリアンレストランで飲んだことがある方もいらっしゃることでしょう。
皮の色は普通のオレンジに近いながらもやや赤みが強く、フィアット500の新色「シチリア・オレンジ」のニュアンスに近いですね♪
『乗るたびに、見るたびに、元気が弾む。』
『走るビタミン、フィアット チンクエチェント。』
そうそう、CMソングの曲名ですが、
Paola Montanari(パオロ・モンタナーリ)の『HALF AMERICANA ハーフアメリカーナ』という楽曲です。
イタリア・ミラノの音楽制作プロダクション、Red Rose Productions(レッドローズ・プロダクション)によるCMオリジナル曲だそうです。カッコイイ歌声が短い秒数のCMながらチンクエチェントの雰囲気にとてもマッチしていますよね!
Red Rose Productionsは、F1ドライバーのキミ・ライコネン夫妻が出演しているアルファロメオ・ステルヴィオのCMソングやジープ(Jeep)のCM曲も手掛けているとのこと。
『ビタミンカラー』というキャッチコピーで発売される明るいソリッドカラーのフィアット車は、かつての日本車ではあまり見られなかったド派手で目立つボディカラー。
ちなみに、アランチャ色は「ビタミニックオレンジ」(カラー番号【562】)として、以前にもリミテッドカーが販売されていました。
買い物くらいの街乗りでも走ってるだけで注目されちゃうから、昔は外車への憧れはありつつも敬遠されてきた節はありましたが今日ではそうでもなくなった印象。
かわらず白系ボディが人気の定番ではありますが、国産車ディーラーで用意されるカラーラインナップの選択の幅はずいぶんと広がったように思います。
2008年に日本デビューして10年以上のヒットとなっている新型フィアット500をはじめとした、欧州車・輸入車に少なからず影響された面はあるでしょうね!
特にフィアット・アバルトの限定車ともなると、まさに多彩で、車名もカラーも多種多様!
フィアット・パンダでも鮮やかなオレンジ色の限定車がリリースされています♪