
僕が4年半を共に過ごした先代500は、チャチャチャアズールの1.4 LOUNGEでした。
カラーもエンジンも既にカタログ落ちしている初期型ですが、僕にとって最高の相棒だったことに揺るぎなく、時折あのエンジン音を思い出します。今となっては1400ccチンクは中古車でしか手に入らないレア車種となってしまいましたね。
いいですよ、最高出力100psチンク。
立ち上がりの低回転域こそ弱点で、やや"モッサリ"した感じは否めませんが、中高速でグングンと加速させるスポーツドライブでは、小柄ながら最高にキモチイイ! ここぞと4,500回転くらいまでブン回してエンジンの調子をアゲアゲ↑↑
右車線キープで ギュンギュン と軽快ながら安定感のある走りを楽しめるあたり、やっぱり高回転高出力型の1.4は抜群にイイ。
2気筒の875ccながら、ターボで85馬力を捻り出す「ツインエア」と入れ替わる形で日本市場からは姿を消した、1.4 16Vの走れる新しいフィアット500。そもそも当初から、専門誌などの試乗レポートでもどーも評価が低調気味で少々くやしかった。(自分の乗ってる型だけに、けっこうチェックしてた)
やはり当時は、スペックと価格からABARTHを引き合いに、ハンパもの扱いも否めず、街乗り主体なら1.2で充分、走りを楽しむならABARTHというかんじ。
でも、アバルト500はアバルトっすもん(サソリも好きですけどね~)。あくまで、普通の「フィアット500」に乗りたかったんですもん。

富士山をバックに記念撮影をパシャリ☆
たしかオフ日に箱根にドライブに行ってとき。新湘バイパスで茅ヶ崎海岸までサクっと抜けて、R134から西湘バイパスで小田原に。いつも渋滞してるイメージの湘南大橋も、平日の午後は空いていたので、海沿いのラインを快走してとても気持ちよかったのを憶えています。
仙石原のススキを眺めてから、湖北より芦ノ湖スカイラインに乗って、その途中で撮影したっぽいですね。sportモード本領発揮でワインディングを存分に楽しみました♪ で、ようやくソライロらしさが出た、いい絵がようやく撮れたのがこの写真。
この色って、おもいっきり軽いから、光が反射するとほとんど白にしか写らない。まあ、デジカメもフツーのなんで仕方ないですけどね。
晴れの日は肉眼ですら白に見えるので、このくらい曇ってる方が "らしさ" がよく表れる。
ね、ね、本当に空色でしょ?
チャチャチャ・アズールという、日本市場でのネーミングはどうかと思いますが(当初の基本カラーには、たしか、音楽ジャンルがくっついてたのかな)
イタリア市場では、
"Azzurro cuor leggero"
読みとしては「アッズーロ・クオル・レッジェーロ」ですね。アッズーロは、サッカーイタリア代表でもおなじみ、ナショナルカラーのスカイブルー。レッジェーロは「軽い」だから、意味合いとしてはイメージも近いけれど、クオル(cuore=心)を、「心もち」と意訳してよいのかは不明。
それとも、
ハートウキウキ
的な、心軽やかな表現なのかもしれないね!
SPORTモードで登りカーブをわりとタイトに攻めつつも、長めの下りではアクセル抜きっぱだったので15.6km/Lと山路にしては悪くない燃費。箱根湯本あたりで渋滞にハマったものの、帰りの海沿いも快走でした。
山あり、海あり。 楽しいね!
ところで、いっちょ前にバックセンサー付いていて、ピピピっと教えてくれますよね(※過信は禁物)。いま乗ってるツインエアは並行輸入モノだからなのか、パーキングセンサーはもともと付いてませんでしたが。
ここの溝のパッキン部分にけっこう汚れがたまりやすくて、暇さえあれば「つまようじ」でホジホジしてたものです(笑)

このブログの位置付けって、できればアーカイブ的なものを目指してますが(情報関連は一応ウラとってます)チャチャチャアズールに乗り始めた頃はホントに何も知らなくて、車イジリもぜんぜん詳しくなかったです。勉強しました。今も勉強中です。(はてしなく上級者の方々が沢山いらっしゃいます)
ただ、長い間イタリアに関わってきて、等身大でイタリアに携わる仕事をして、好きなイタリア車に乗っている、昔も今もMYチンクイーノに乗れる日々はささやかな幸せで、運転は飽きること無く楽しい。(「チンクイーノ Cinquino」はイタリアでの愛称で、僕はチンクよりこっちの方が好き)
イタリア好きな日本人にとっても、500は特別な車。
自分もクルマも、動かなくなるまで一緒にいたい車。
オールド・チンクは… これからの夢かな。
IL SOGNO NON PUO FINIRE
(夢は終わらない)
(トレヴィの泉付近の、あやしい屋台で2ユーロで買った。カラーコピーぽい。)
いろんなことがありました(苦笑)
僕が初めて新車として自分で買った車(※正確にはディーラー展示車で数キロ走行してた新古車)
カラー名こそ「チャチャチャアズール」って、ちょっと微妙かなと思いながらも、あの淡い空色は今だって大好きだし、時には初代のマイ・チンクに思いを馳せて、手放した今でも足跡を書き記しておきたいなー。と思っています。
