新型フィアット500 MT マニュアルミッション ツインエア TwinAir

ツインエアとMTの組み合わせ!マニュアル・チンクを2気筒で走らせるのは面白い♪

投稿日:2018-05-14 更新日:

新型フィアット500の日本デビュー(2008年)以来、MTモデルの導入を熱望する声はFIATファンの間で根強いものがありましたし、たしかに体験してみたい気持ちはムズムズと感じていたものです。

2010年に『FIAT500 1.2 SPORT MT』という1200ccモデルに5速MTを備えた、日本仕様では初のマニュアル3ペダルの限定車が登場。その後もちょいちょい、おそらくはユーザーの潜在需要を探りつつ、限定車のMTモデルを投入しつつ、2013年に『500S』が右ハンドル5MTのツインエア搭載車でレギュラーモデル化されたのは記憶に新しいところ(※現在2018年時点ではカタログ落ち)

 

その500Sや限定のMT仕様車に関しては、また別の記事で詳しくまとめるとして、今回はマニュアル・トランスミッションと2気筒エンジン『ツインエア TwinAir』の組み合わせについて。

いま僕は、500ツインエアの左5MT(並行輸入車)に乗っているので、主観にもとづく体験談ベースの考察となりますが… ツインエア+マニュアル操作の組み合わせは、とても相性が良いと思います。それは、ワインで言う所のマリアージュ(イタリア語ではアッビナメント abbinamento)的な、互いの特性を引き立て合うという点で絶妙に歯車が噛み合うかと…♪

 

ドライバーによるクラッチ操作が必要とされる3ペダルのマニュアル仕様。これがフィアット500に向いているのは、そもそもがイタリアを始めとした欧州のスタンダードがMT車であって、設計段階からMT有利と言ってしまえば、まあ元も子もないでしょうけど、理に適ってると思います。

特に、2気筒エンジンのTwinAirは、最大トルクを発揮する1,900回転(rpm)までの低回転域はかなり非力なので、小型車とはいえ1トンの車重を発進させる際には多少のモタつき感は否めません。ターボが効いてくる3,000rpmあたりまで1速2速で引っ張り気味に回してあげることで、力強くスムーズに、気持ち良く立ち上がれるので、ギア操作をドライバーが行うことの利点は大きい。

デュアロジック車で、そのあたりのフォローを運転者のアクセルワークひとつで、機械が行う変速と上手く呼吸を合わせる方がよっぽど難しく、道路状況や傾斜によってはテクニックを必要とする気はします。(今のところフィアット車のコンピュータは道路を見えてはいないので)もちろん、MTモードで運転すれば大方は解消できてしまいますけどね。

 

いずれにしても、人間の意思が介入することでベストな走りを追求できるという美点が、フィアットが世に送り出したツインエアの魅力の一つであり、唯一無二の個性なのだと、乗れば乗るほど、つくづく思わされるのです。アクセルとクラッチを一所懸命に操作して走らせる楽しさ… そんなクルマの原点をなかなか捨て去らないところはホント、イタリア的。とてもよい。

ちょっとステレオタイプな表現になってしまいますが、イタリア人の合理性って、フィーリングとか楽しさ優先なフシがあって、何でも他人(ヒト)と同じじゃつまんねーだろ?という気質は脈々と受け継がれているのは確か。何というか、『負けても勝ち』みたいな?(笑)それこそが人生の機微というか、美味しい所を熟知してて… 天然なのにド計算されてて… したたか(!)

僕自身、そんなイタリア的な粋さが大好きなので、2気筒エンジンなんて面白すぎるモノは、マニュアルシフトで楽しく遊び尽くしちゃいたい!と思ってしまうのです。はい。

 

やや情緒的な流れになってしまいました。では、所感を徒然なるままに箇条書き。

・ツインエアとMTの組み合わせは最高!

・2気筒ターボのエンジン特性を余すことなく引き出せるのは間違いなくMT

・ただし、クセがある。操作に慣れるまで少し苦労する。

・現代的な車重に対し、低回転域のトルクが細すぎるので、簡単にエンストする。

・教習中でもエンストなんかしなかったのに、最初エンストしまくった。

・正直、このクルマ乗りこなせないかも… と一瞬思った。

・ECOスイッチは使わない方が良い。過給圧を落とされるとキビシイ。

・500Sだと顔つきと内装がスポーティだけど、エンジンのキャラには少しミスマッチ?

・しかし、普通の顔のMTとなると、限定車(タマ数が少ないけど)を中古でゲット

・あるいは、ディーラー頼れないのを覚悟で並行輸入車(しかも左HD)

・本国仕様の左MTのノーマルTwinAirはすごくしっくりくる!

・ただし、部品や消耗品の脆弱性は否めず、維持費では多少の苦労あり。

・デュアロジックの不安がない(無いものは壊れません笑)

 

もともと、いずれはマニュアル車に乗りたい(もちろん最終目標は旧チンク)と思い、免許もMTで取っておいたワケですが、並行輸入の左5MTに乗ることになったキッカケはご縁でしかありません。先代の1.4チャチャチャアズール(ソライロ号)のデュアロジックが45,000キロほどでヘタり始めてしまい、そのタイミングでの出会いからの乗り換え… という流れです。

できれば一生モノで乗り続けて、あとの余生はアナログな旧車ライフを送れれば幸せだなぁ、と思ってはいますが、やはり現代のクルマは電子制御が中枢を握っているためMTチンクとはいえ問題にはチラホラと直面します。ひとつひとつ解決していくだけですが、まあ、その都度に書き綴っていくので機会があればまたお読みください。幸か不幸か、ネタには困りませんので(笑)

 

某チンクエチェント・マガジンでも酔狂なら、絶対に気に入る!とまで、見出しに書かれてしまう(愛ある褒め言葉w)マニュアル・チンクですが、運転はやや難しいと思います。勢いあまって愛車のブログを書いてしまうような、それなりに多くの時間とお金をクルマに投入できる方にこそオススメです。(まあ、そういう人しかチョイスしないと思いますが笑)

よく言われるように、同じMTでもアバルトの方がお手本のような出来なので、ちょっとオラオラ系なのを許容できるならサソリMTもアリではないでしょうか。あくまでファンシー(失礼)なノーマルフェイスでのマニュアル車、となると中々に門徒が狭いのは先述の通り。(※500Sは前後のバンパーと内装デザインこそスポーティでABARTHよりに寄せてはいますが、エンジン性能は通常のツインエアと同じですし、足回りも特に変更されていないので、乗り手を選ぶという点では同じ)

 

エコの観点からもセールスしている2気筒のツインエア。FIATが公表してるカタログ燃費の云々は置いておいて、ハッキリ言って… 回しまくって、踏みまくる!ソレ前提で作ってるでしょ!?コレ!というエンジンなので、燃費走行とか気にせず回し気味に走らせた方が運転がスムーズで、楽しい

それがマニュアル操作だと更に顕著で、回転数を上げずにギリギリでクラッチ繋いでいこうとするとギクシャクしますし、あんまり欲張るとエンストしやすい。なので、初動はガンガン踏みまくってトップスピード(法定速度の範囲でね♪)まで早めに到達させて、シフトアップからの一定回転数での巡航および惰性走行、クラッチ外してのフリーラン。その方が燃費走行としても結果として良好な場合が多いです。(信号の多い少ない、道路状況にも寄りますが)

 

少なくとも、現代のクルマにおいて2気筒のMT車をチョイスするというのは理性的なメリットは皆無でしょうし、むしろデメリットてんこ盛りなのですが、それでも楽しい方に一票!と自身を持って主張できる数寄者な方々なら、中古車でも何でも見つけたら迷わずゲット!で良いのでは?笑

何だかんだ、今だってクルマ社会。運転する時間が多い方なら、人生が少なくとも1.2倍以上は楽しくなると思います♪(もちろん人によっては2倍にも3倍にも!)

 

ホントはもうちょっと具体的に、ツインエアMTの運転について書きたかったので、加筆もしくは別記事で書くと思います!(いろいろ書き散らかし気味でゴメンナサイ^-^;)

gigi

-新型フィアット500, MT マニュアルミッション, ツインエア TwinAir
-,

Copyright© cinquecentista , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.