FIAT500/アバルト595に限らずクルマのバッテリーは消耗品なので、定期的な交換は安全なカーライフに必須です。バッテリーあがり、突然死など路上や駐車場で立ち往生…なんてコトに遭わないためにも寿命や交換時期、費用について知っておきましょう♪
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フィアット500のバッテリー寿命・交換時期
FIAT正規ディーラーさんでは2年ごとのバッテリー交換を推奨しているみたいです。走行距離では30,000キロほど。一般的にも、自動車のバッテリーの寿命は2~3年(5年)と言われているので、車検ごとに交換しておけば優等生ですね♪
とはいえ、乾電池だって寿命がマチマチなのと同じで、当然ですが乗り方によって大きく差が出てしまいます。5年以上まったく問題なく乗れてしまう場合もあれば、1年も持たない場合もあります。それに、輸入車のご愛嬌ですが、まさかの初期不良だって無くもないです(苦笑)
こんな風にローダーでドナドナされる自虐的な武勇伝なんか要らないよ!という方(笑)は、転ばぬ先の杖が一番ですね。バッテリーがヘタってきたサイン(自覚症状)が現れてくる前に定期交換しちゃいましょう。まさに「突然死」です。徐々に弱って逝くのではなく突然死。サドンデスです。
バッテリーあがりの警告灯の状態↑
バッテリーあがりの前兆・自覚症状とは?
まあ、上記のような突然死パターンはFiat500でもレアケースだと思いますが…(苦笑)
たとえば、そんなに毎日は乗らないよ、という車。夜間走行が多い車。いわゆる「ちょい乗り」メインの車。etc. こういった場合は、バッテリーの寿命が短くなりがちで、交換時期も早まる傾向にあるので注意が必要です。
バッテリー交換のサイン(症状)
●キーを回したときのセルモーターの異音
●パワーウィンドウの動きが遅い
●ヘッドライトが暗く感じる
●バッテリー液が減っている
●バッテリー液が漏れている
●バッテリー端子まわりに粉吹き
●3年以上バッテリーを交換していない
エンジンの始動性が悪くなるのは分かりやすいですね。イグニッションキーを回したときに、明らかに掛かりが悪い。キュルキュルとか、キュッキュッキュッキュッと、音が鳴ってワンテンポ遅く掛かる。こうなると、赤に近い黄信号なのでお早めに。
フィアット500の場合、デュアロジックの始動にも影響します。エラー表示が出たり、乗り心地も悪くなる傾向にあるので、自覚症状が顕著に現れたらバッテリーの状態を診断してもらうのが望ましいでしょうね。後述しますが、スタート&ストップ(アイドリングストップ)も作動しなくなります。
FIAT正規ディーラーで新車購入した場合は3年間の無償ロードサービスが付いていたと思いますが、お世話にならずに済むならそれに越したことはありませんよね!(*要件が変わっている可能性もあるのでFIAT正規ディーラーにご確認下さい)
フィアット500のバッテリー価格・交換費用
交換費用は、バッテリー本体価格32,000円+交換工賃2,000円=35,000円ほどでしょうか。(*価格や工賃は大体の目安です)フィアット純正バッテリーのEXIDE(エキサイド)は高いですね。工賃は、廃棄バッテリーの処理などを考えれば安いかな?
アイドリングストップ対応のバッテリーとなります。
FIAT純正バッテリー以外の社外品であれば、10,000~20,000円くらいと安価になりますが、持ち込みで取り付けて貰えるかどうかは各ディーラーさん次第と思われます(出来ても保証外でしょう)
もちろんDIYで交換するのもアリ!ですが、当然ながら自己責任ではあります。
カー用品店やガソリンスタンドでも、500~1000円ほどの安い交換費用で請け負っているお店はありますが、当然こういったお店の方々も(バイトだったりもするし)全ての車種や適合バッテリーを把握しているワケではないでしょうから、依頼する側の知識も必要だとは思いますね。
フィアット500の初期型にはスタート&ストップ機能(アイドリングストップ)が付いてなかったのですが、今はツインエアも1.2も、LOUNGEもPOPも、すべて標準装備されています。
FIAT純正バッテリーではない社外品となると、ネットの整備録でよく見かけるのはPANASONIC(パナソニック)の欧州車用バッテリーCAOS 66-25Hでしょうか。楽天で17,000円前後。
うちのTwinAirはいまコイツを積んでます。
AmazonやYahoo!ショッピングでも取り扱いはありますね。
バッテリーの価格って、同規格のまったく同じ製品でも価格がけっこうバラバラなので、色々な通販サイトで調べた方がいいですが、よく使うポイント(Tポイントとか楽天ポイント)の倍率なども判断材料かも。特売日だと2000~3000ptくらい軽く付与されます。
ただ、この商品はアイドリングストップ対応バッテリーではないので要注意です。
まあ、S&S(スタート&ストップ)なんて使わないよ?という人なら悪い選択でも無いかもしれませんが、IS対応(アイドリングストップ)か非対応かでは、かなり根本的な性能差があるので、たぶんプロの方々は勧めないのかな、と思います。当然、FIAT純正にしておくのが安パイなわけで…
社外品で、ディーラーでもわりと勧められるのはおなじみの「BOSCH ボッシュ」ですね。
こちらはアイドリングストップ対応でも20,000円ほどなので、純正よりは1万円ほど安くはなります。これを代替えで載せているオーナーさんも多いみたいです。
↑この頃(2010年式)の初期型フィアット500はバッテリー容量がクルマの電装品に対して小さかった為、同様のバッテリートラブルはけっこう多発していたと聞きます。後に対策されて容量大きめのバッテリーに積み替えられたハズですが、この頃に『どうやら社外品のパナソニックCaosが良いらしい!』という話が広まり、ディーラーの営業さんすらも勧めてはいた。現在(2018年)はまた状況が変わり、全車種がアイドリングストップ標準装備となっているので、当然、純正バッテリーも相応に考慮されたものとなっている模様。
あとはAC Delco(エーシーデルコ)とかVARTA(バルタ)かな?
でも、こちらもIS非対応みたい? アイドリングストップ対応で、フィアット500に適合するバッテリーとなると、FIAT純正バッテリーのEXSIDE(エキサイド)以外では、現時点(2018)おそらくBOSCH(ボッシュ)くらいしか選択肢はないのかな?
正直、もっと調べないと分かりませんね…
そうですね、正確な情報はメーカーにお問い合わせ下さい(丸投げ笑)
個人的に興味があるので、もう少し調べてみるつもりですが、まあ参考程度にですね。
もちろん、繰り返しになりますが、最寄りの正規ディーラーと信頼関係を築けているのであれば任せるのが一番です。自分でネット購入して持ち込むにしても、プロに相談してから買いましょう!
ボク個人としてはチャレンジャー上等!なので、ぶっ壊れるの覚悟で(笑)試行錯誤するのもカーライフの醍醐味とは思っていますが、やはり推奨するのは普通にFIAT純正品です。
フィアット500のバッテリー交換方法
フィアット500(チンクエチェント)に限らずですが、バッテリーの交換方法は大体の自動車が同じ手順です。アイドリングストップ専用バッテリーだとしても製品のサイズが異なるだけで、取り外し・取り付けの工程は同じです。
①バッテリーを固定するベルトが付いていれば外します。
②まず、最初に【マイナス端子】の方から外します。電気系ショートのリスクを回避するためのお約束!(プラスから外しちゃダメ。絶対。)
③そして、次に【プラス端子】を外します。10mmのレンチ使用。
④バッテリーステー(固定器具)を外します。13mmのレンチ使用。
⑤取り付けは逆の順番で、プラス端子を繋いでからマイナス端子を繋ぎます。
ちなみに、バッテリーを外すと日時や時計はリセットされるので、あとで再設定し直す必要があります。もしかしたらオーディオの音響効果やラジオ局の設定なども消えてしまうかもしれません。面倒だと感じるようであればバックアップ・メモリー機能のある便利グッズを使ってみるとよいかもです(^-^)b
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スタート&ストップ(アイドリングストップ)の不具合とバッテリー
フィアット500の「スタート&ストップ 不具合」は、最近では「デュアロジック不具合」に次いでネット上での報告が増えてきている感はありますね。細かい故障や部品交換が多いのは外国車ならではと片付けるにしても、もしかしたら2大疾患の一つと言えるのかもしれません。ちなみに僕は、二つとも経験してしまいました(苦笑)
ただ、スタート&ストップ機能にエラーが生じる要因が、幾つか他のシステムと連関していて、特定がなかなか難しいみたいですね。その一つはバッテリーですが、アイドリングストップとはかなり密接に関わる部分です。(S&Sが作動しない場合、まずはバッテリーから)
バッテリーがアイドリングストップ不具合の原因、と言ってしまうのは語弊はあるのですが、バッテリーの電力が充分でなければアイドリングストップも作動しません。
それは単純に、S&Sが作動してエンジンを止めている間は、バッテリーの自力(蓄電量)だけでクルマの電力をまかなう必要があるからですね。
●アイドリングストップについて↓
バッテリーとの関係性で言えば、スタート&ストップ機能が故障して不具合が生じると言うよりは、クルマのECU(コンピューター)が自発的にアイドリングストップを作動させない制御を選択している状況が多いでしょう。
ただ、フィアット500に関して言えば、けっこうベストに近い条件(バッテリーがめっちゃ元気)が揃ってないと、あまりアイドリングストップしてくれない… とは思います。たまに日本車に乗ると、頻繁にISしてくれて逆にビックリしてしまいます(笑)
…もしかしたら、
スタート&ストップ機能を使わない方がバッテリーが安い分、ランニングコスト的にはエコなのでは!?(それを言ったらオシマイさ笑)
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旧チンクでもバッテーリーあがり経験済み!(苦笑)