過去の名車を現代に蘇らせるレトロカー復活のブームが訪れたのは2000年前後のこと。20世紀から21世紀に移るとき、人々のノスタルジーに訴求するかのように訪れたムーブメント。まずはフォルクスワーゲンのニュービートル、そして後を追うようにニューMINI(ミニ)がデビューした。いずれもドイツと英国を代表する歴史的な名車であり、賛否はありつつも、議論になるのは人気の証。メーカーの期待に沿うヒットを遂げた。
これは「ヘリテイジライン」や「リビングレジェンド」など(日本ではレトロ調)と呼ばれる手法とのこと。
ビートルとMINIが復活に少し遅れて、イタリアのフィアット500(チンクエチェント)も満を持して再デビューすることになった。2004年にコンセプトカー『トレピウーノ』が発表された後、2007年に欧州デビュー。日本では翌年2008年に販売が開始され「ルパン三世の車」という出自も手伝ってコンパクトカーとして一躍人気の外車に♪
写真だと、どうしても白っぽくなってしまう空色(チャチャチャアズール)。でも、この淡さがいいんだよなぁ。とある駐車場で、よく似た色のビートルがいたので、お隣に失礼しま~す。 よいしょっ
いやー、お互い、
「ハツカネズミ」 とか 「カブトムシ」 って呼ばれるにはちょっと大きくなりすぎましたねぇ。
・・なーんて世間話してる風。
まあ、じっさい、今のチンクは 「トポリーノ」でなく 「トーポ」でしょうけど、それでもやっぱりネズミはネズミ、大きな駐車場では車の間にかくれんぼ。遠目で見つけられないこと、しばしばです。
ま、がんばりましょうね。(なにを?)と健闘を讃え合います。
同族(イタリア車)がいたときも、もちろん近くに停めますが、ミニやワーゲンも、勝手に仲間だとおもってます。
このまえ、赤いシトロエン2CVに遭遇したときは、
『おぉっ、クラリス様だっ!』
とドキドキしながら並べたものの、なぜか怯(ひる)んで写真が撮れなかった…。やはりルパン三世 カリオストロの城を何十回と観てきた世代としては胸アツなのでした…!
ニューフィアット500が先代のNuova500(ヌオーバ・チンクエチェント)をイメージを踏襲した丸みのあるボディ、愛嬌のあるヘッドランプやずんぐりしたフロント周り、インテリアのデザインもメーターレイアウトなど細部に至るまで旧車のチンクエチェントの雰囲気を移植したものとなっています。
それと同様に、フォルクスワーゲンのニュービートル、BMWによるミニ、フォード・マスタングなども先駆けて名車の現代版を夜に送り出しているのは周知の通り。
ニューMINIとニュービートル、そしてニューFIAT500が揃い踏み。というかニアミス?(笑)鎌倉駅前のロータリーにて。(やはり外車率は高い湘南・鎌倉エリアです)
先述の通り、僕はライバル心というよりは、なんとなく仲間意識のような感情を持ってはいますが、向こう(MINIとかワーゲン)がチンクエチェントをどう思っているんでしょうね~?? MINI乗りとかVW乗りのオーナーさんに訊いてみたいです^^