ガソリンスタンドでタイヤの空気圧を調整しようと思って、GSのお兄さんにお願いしたら…
「適正値いくつっスか?」て訊かれて
アセアセ慌てながら車検証ケースのマニュアル引っ張り出して…という経験のある全てのフィアット500ドライバーのために…! いえ、焦り性な自分のための備忘録です。よく忘れます(苦笑)
■フィアット500の適正なタイヤ空気圧は?
日本車だとだいたい運転席のドアを開くと指定の空気圧がステッカーで貼ってあったりしますが、フィアット500は無いですね。マニュアルもページを探すのが面倒なので、まとめておきます。
●14インチ 175/65R14 | |||
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軽積載 | 前輪:2.0 | 後輪:2.0 | |
最大積載時 | 前輪:2.2 | 後輪:2.2 |
●15インチ 185/55R15 | |||
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軽積載 | 前輪:2.2 | 後輪:2.1 | |
最大積載時 | 前輪:2.3 | 後輪:2.3 |
●16インチ 195/45R16 | |||
---|---|---|---|
軽積載 | 前輪:2.2 | 後輪:2.1 | |
最大積載時 | 前輪:2.4 | 後輪:2.3 |
テンパータイヤ(スペアタイヤ) | 2.8 |
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■タイヤのサイズが分からないっ!
忘れてても大丈夫。タイヤの横(サイドウォール)に書いてあります^^
僕のチンクはLOUNGEなのですが「185/55R15」と記されていて、なんのこっちゃな記号ですが末尾の15がインチ数です。つまり15インチ。まあ、ガソリンスタンドの人なら分かります。
基本的にフィアット500の場合は、
●Pop(ポップ)14インチ
●LOUNGE(ラウンジ)15インチ
●500S 15インチ
16インチはアバルト。今現在(2018年)では、1.2はPopしかないですが、かつては1.2 LOUNGEもありましたし、中古車だと前のオーナーがホイールを替えている場合もあるでしょう。
また、限定車など装備が異なるかもしれませんが、表をご覧になって分かる通り、適正値に大差があるわけではないので心配ないと思います。
■いつチェックすれば良いの?
給油でガソリンスタンドに寄った時とか♪
しかし、長く走行した直後だったりするとタイヤが暖まっているので、中の空気も膨張していて正確な数値を計測できないので注意です。
あまりに気温の高すぎる真夏の日中なども避けた方が無難でしょう。タイヤが熱い時に適正値に調整しても、あとでタイヤが冷えれば結局は圧が少ない状態になってしまうからです。
ポイント
タイヤが冷えている状態でチェック!
■安全運転のための最低限のメンテナンス!
仮に、ほとんど乗ってなくても自然にタイヤの空気圧は低下していきます。自転車とかバイクもそうですよね。
乗り心地がビミョーになって、燃費も悪くなる。もちろんタイヤ自体も地面との接地面が大きくなって摩耗したり傷んだり、寿命を縮めてしまうでしょう。そして何より、タイヤの放置しすぎは危険ですから、日頃から乗り降りの際とか何とな~く見るクセはつけておいた方がいいかも。
タイヤの空気圧が低下して、図のBのような状態だと、タイヤの側面に近い辺りが地面に接地するようになります。街乗りならまだしも、高速道路を走る、高速走行する、となると摩擦熱でかなりの高温となりバーストする危険性もあります。
逆に、空気圧が極端に高すぎても、図のCのようにタイヤ中央部に車重が集中してしまいます。
ポイント
高速道路を走る時は注意!
旅行など楽しい長距離ドライブに出掛ける際などは、出発前の給油時に必ずチェックするようにしましょう。また、高速走行する場合は最大積載時の適正値を目安にした方が良いそうです。
■乗り心地や燃費について
空気が抜けてるチャリンコは乗ってて気持ち悪いですし、スピードも出せませんよね? そして、めっちゃ漕ぐの疲れます。逆に、空気がパンパンに入り過ぎていても、跳ねまくって大変です。下手すりゃ段差でコケます…(苦笑)
↑こいつはウチのPIAGGIOチャオ。
まあ大体は、自動車でも同じコトですよね。
ちなみに前輪の方を1割弱くらい高めにしてあげると程よいというのが通説です。たとえば、適正値が2.0kg/cm2のフィアット500 Popの場合は、プラス0.1~0.2にして2.2kg/cm2弱くらいにしておく。ぼくは力学的には説明できないですけど、前の方が重いから?かと。
燃費については、タイヤの空気圧だけで急に劇的に変化することは無いでしょう。
ただ、何事も大事なのは積み重ねです。1万キロとか10万キロで、結果的に大きく変わってくるのは間違いありません。タイヤ自体の寿命、交換頻度だって、もしかしたらお別れまでの間で1回少なくなるかも??
■月に1回はタイヤの空気圧をチェックしよう!
わざわざディーラーに行かなくても、近所のガソリンスタンドで自分でも簡単に計れますし、だいたいのGSのお兄さんお姉さんは親切なので進んでやってくれます。
それと、年に一度くらいはスペアタイヤ(テンパータイヤ)の空気圧もチェックしましょう。
いざパンクした時に、空気が抜けていると泣きます…。ちなみに、フィアット500のスペアタイヤは後部ラゲッジルームの、トランクマット下に収まっているので、見たことない人は一度くらいはご開帳してみて下さい^^;
ちなみに、旧チンクのスペアは前に入ってます。
以下、FCA(フィアット クライスラー オートモービルズ)HPより引用です。教習所でも勉強したハズの内容ですが、タイヤは車にとって超・重要箇所なので安全のために気をつけましょう!
●タイヤの重要性
「走る」「止まる」「曲がる」、クルマの基本性能を支える重要なパーツであるタイヤ。タイヤは1本でハガキ1枚ほどの面積が路面に接地し、その小さな接地面が走行性能や安全性、燃費などに大きな影響を与えます。
●タイヤの劣化
タイヤは天然ゴムを主成分としているため、紫外線やオゾンにより劣化し、トレッド面やサイドウォールにひび割れが生じてきます。たとえトレッド面の溝の深さが充分であっても製造後6年以上経過したものやひび割れたタイヤを使うときはタイヤの専門家に判断を仰いでください。
●タイヤ空気圧チェック
また空気圧を適正に保つことが重要です。タイヤとホイールの間にあるのは充填された空気のみであり、この空気圧は自然に低下していきます。空気圧が適正でない(空気圧が低過ぎる)と、タイヤの回転抵抗を増加させ、燃費低下につながったり、タイヤの摩耗を促進してしまったり、適正な路面グリップが確保できなかったりと悪影響を及ぼしかねません。
空気圧を指定値に保つよう定期的に点検、特に、外気温の変動が激しい季節、またロングドライブの前はタイヤのコンディションチェックも含め、空気圧を点検してください。尚、空気圧の点検は、目視だけでは行わず、タイヤゲージで点検、調整が必要です。
日常点検で局部的な摩耗や裂け目、切り傷、サイドウォールの波うちなどがないか確認、問題を見つけたときはフィアット正規ディーラーで是非点検をお受けください。正規ディーラーでは、ご愛車の適正空気圧への調整、コンディションチェックからローテ―ション、交換時期に関するアドバイス、交換タイヤのご提案までトータルサポートいたします。フィアット車にピッタリなタイヤのご用命は最寄りの正規ディーラーにお申し付けください。