■■■イタリアンライフ■■■

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『500 by Gucci チンクエチェント バイ グッチ』は、イタリア統一150周年とグッチ創設90周年を記念してイタリアの世界的ファッションブランド『Gucci グッチ』の当時のクリエイティブ・ディレクター「フリーダ・ジャンニーニ」がプロデュースした特別仕様のフィアット500限定車です。
ロシアのファッションモデル、ナターシャ・ポーリーを起用した華麗で大胆なキービジュアルも魅力的。ジェニファー・ロペスのCMでも有名。
このコラボレーション・モデルの「こだわり」と「作り込み」は、歴代の限定車の中でも随一と言える完成度を誇ります。ゴージャスでラグジュアリーでありながら、落ち着きとエレガントさを纏った高級感のあるセレブリティに溢れた希代の一台。
いつだったかのFIAT&ABARTHミーティング。
この「500 by Gucci」を会場で見つけた時は、吸い込まれるように近くに行って、真っ先に撮影させて頂いたのをおぼえています。

FIAT&ABARTHミーティングにて[筆者撮影]© 2026 www.fiat500.online
カタログで見てたのと、実際に見るとでは全然印象が違う。
Gucciの赤と緑のストライプが派手なわけでも、GGロゴが目立つわけでもない。なんというか、全体から漂う「使い込まれた上質さ」のような、イタリアらしいライフスタイルを感じさせる、その「艶」が、妙に心に刺さる。
これは「新車」でも「展示車」でもない。
オーナーさんが日常的に乗り、かつ大事に丁寧に手入れをしている証のようなものだろうか。そんな凛とした空気感だった。
人の美意識が染み込んだ一台。
こういう「生きている車」を見ると、あらためてFIAT 500って本当に面白いクルマだなと思う。
イタリア高級ブランドならではの大胆な仕上がり

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ボディーカラーは、500 by Gucciだけのための高光沢パールグラスペイント使用の漆黒ピアノブラックとホワイトが用意されており、どちらも高級感に溢れる仕様。
ブラックは輝くクロームのディテールと、白黒のコントラストを強調したインテリアを組み合わせることで、現代的でシャープな印象。一方ホワイトは、サテンクロームのディテールとアイボリー&ブラックのインテリアにより、ソフトで洗練されたデザインです。
グッチのクリエイティブ・ディレクターであるフリーダ・ジャンニーニ氏が、フィアット総帥・故ジョバンニ・アニエリの孫でイタリアインデペンデントなどを率いるラポ・エルカン氏からの提案を受け、フィアット500をベースにフィアットのチェントロ・スティーレ(=デザインセンター)とのコラボレーションを実現させた500 by Gucci。
ジャンニーニ氏によると「フィアット500は50年代にはじめて発売され、スタイル革命を巻き起こし、まもなくして多くの人びとの羨望の的となりました。グッチは、1921年に革製トランクやスーツケース、ハンドバッグを作る会社としてグッチオ・グッチが設立して以来、高級旅行用品をつねに重視しています。ですから、ラポ・エルカン氏から今回のコラボレーションの提案があったときは、グッチ創業90周年を記念して、旅行にまつわるあたらしいメッセージを発信するものが作れる絶好のチャンスだと思いました」としている。
随所に施された緻密な”Gucciらしさ”

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エクステリアでは、サイド面のショルダー部分にグリーン・レッド・グリーンの太めなストライプが施されており、外観的にもひじょうにファッショナブル。しかし、いやらしい派手さでないのがニクイところ。

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レトロなスポークが際立つ、ボディカラーと調和した16インチ(195/45R16)ホイールをスマートに履きこなします。センターキャップ部分にボディ同色のインターロッキング「GGロゴ」入り。まさにアイコンとなる一台。

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日本では設定されませんでしたが、1.4リッターモデルでは、グッチグリーンのブレーキキャリパーを採用するという徹底したディティールの作り込み。
テールゲートとBピラーにはクロームの「Gucciロゴ」が配されます。

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モール類やインテリア各部もメッキパーツも、標準車とは異なるシルバー調に変更されています。
そして、“GG”パターンが型押しされたポルトローナ・フラウ(Poltrona Frau)社の本革製ツートン・シートは、厚みがある上品な風合い。同じくGGロゴを表面に型押しで施したヘッドレストも、標準車にはないクッション入りで質感はまったく異なるという(座ってみたい笑)

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上質さにおいて、フィアット500のクラスでは法外のレベルで“小さな高級車”っぷりは伊達じゃない。おなじみ緑×赤のGUCCIシグネチャー・ストライプのシートベルトは、装着時に目を惹くほどの鮮烈な印象を与えます。デザインされてる感ハンパなし!
内装ではシート以外にも「キーカバー」「フロアマット」「シートベルト」などの随所に採用されています。車内カラーは、ブラックの車両にはクローム/白/黒、ホワイトの車両にはサテンクローム/アイボリー/ブラックを採用。シートはフラウレザーのツートーンシート。
パワーユニットは、直列4気筒エンジン(SOHC8バルブ)の1.2リッターで最高出力は69馬力。ハイモデルの1.4リッターは設定されていません。トランスミッションはATモード付き5速シーケンシャルトランスミッションの「デュアロジック」

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ソフトトップ付きの『500C』では、トップの中央にストライプが走り、さらにお洒落な雰囲気に仕立てられています。

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発表および初お披露目は、2011年のジュネーブモーターショーでした。
このリミテッドカー「500 by Gucci」は、2011年9月に限定300台で日本市場にも導入。続く10月にはオープントップのカブリオレ・モデル「500C by Gucci」が100台限定で発売されました。販売期間は2年間で、価格は500が260万円、500Cが294万円。
青山フィアットカフェで500 by Gucciプレビュー展示
FIATのチェントロ・スティーレの協力のもと二大ブランドの邂逅が実現したスペシャル・エディションは、もちろん日本にも導入されました。

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Fiat500(1.2)高級カスタマイズのスペシャルエディションモデル「500 by Gucci」&「500C by Gucci」は、日本では同年7月8日に東京青山のフィアットカフェ(FIAT CAFFÉ)で最初の披露がなされています。

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その際の500 by Gucciキャッチコピーでは「手の届く価格のラグジュアリーカー」として紹介。

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スペシャルプレビューでグッチ ジャパンのクリストフ・ドゥ・プゥス氏は、「GUCCIは、1921年のブランド創業から"旅"をテーマにラゲージ品などを取り扱ってきました。今年はブランド90周年という記念すべき年、同じく歴史あるイタリアのフィアットとのコラボレーションについてクリエイティブ・ディレクター フリーダもすぐに賛同し実現しました」と流暢な日本語で「500 by Gucci」についてコメント。そのほか、フィアットのティツィアナ・アランプレセ カントリーマネージャーをはじめ、ヴィンチェンツォ・ペトローネ駐日イタリア大使、フィアット ジャパンのポンタス・ヘグストロム社長らが登壇した。
綺羅びやかな”Gucci専用アクセサリー”の数々

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顧客のための専用コレクションもあり、旅行用品、革小物、ドライビングシューズ、トラックスーツ、ボマージャケット、ドライビンググローブ、サングラス、腕時計などのスペシャルアイテム&アクセサリーが用意されるという念の入れよう。


同年4月からグッチの一部店舗と通販サイト(www.gucci.com)にて販売されました。
FIAT ラポ・エルカン氏自らが指揮

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クラフツマンシップをしめす精神の融合
この500 by Gucciにかんする広報活動は、ラポ・エルカン氏自身と、インデペンデント アイデアズ社が担当し、マスメディアだけでなくさまざまな手法を用いた大きなキャンペーンを実施していく予定だという。ラポ・エルカン氏は「イタリアにとって重要な記念の年にフィアットとグッチを結びつけることができ、たいへん光栄に思います。この500 by Gucciは、イタリア人のクラフツマンシップを世界にしめす両ブランドの精神を融合したものであり、その開発に参加できたことをイタリア人として誇りに思います。500は私のいちばんのお気に入りであり、今回もその特別仕様車をフィアットのチェントロ・スティーレとジャンニーニ氏とともに作り上げることができ、大変うれしく思います」と語っている。

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500 by Gucciは、本国イタリアで4月1日から6月30日まで行われていたオンライン予約では、わずか1ヶ月で101台が予約されました。
パリ、ロンドン、東京など国際的な主要都市の一等地で展示をおこなったあと、ヨーロッパでは7月、そのほかの地域では年末から販売され、現地価格はイタリア国内で1万7,000ユーロとのこと。
ラポ・エルカン氏のインタビュー(2011 Geneve Motor Show会場にて)
ラポ・エルカンとは?

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ラポ・エルカン(Lapo Elkann)
自動車メーカー・フィアット社の創始者の孫でアパレルメーカー「イタリア・インディペンダント」(Italian Independent)の社長。Gucciクリエイティブ・ディレクター(当時)のフリーダ・ジャンニーニ Frida Giannini とは、2013年に再びコラボ事業の”Lapo’s Wardrobe”(ラポズ・ワードローブ)を展開しています。
ハイドロゲン(HYDROGEN)とのアパレル・コラボなど、イタリアデザイン界のカリスマ的存在でもある。

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イタリアのみならず世界的自動車メーカーである『フィアット社』の元会長の孫であるララポ・エルカン氏(Lapo Elkann)
2020年現在、42歳のエルカン氏は自身が創立したファッションブランド「イタリア・インディペンデント」の会長を務めますが、2004年にはフィアットの国際ブランドマーケティング部長に20代の若さで就任し、現代版のニューチンクエチェント復活および、業績低迷していたFIAT社自体の業績立て直しにも携わったという一流のビジネスマンです。
そしてエルカン氏の”おじいちゃん”こそが、フィアット稀代の伊達男ジャンニ・アニェッリ氏(Gianni Agnelli)。彼もまたフィアット創始者ジョヴァンニ・アニェッリを祖父に持つサラブレッド。

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FIATの御曹司でありながら帝王学を極め、その絶対的なカリスマ性と社交性で世界中の名手達と交流し肩を並べたセレブリティの元祖のような存在。アッヴォカート(Avvocato ”弁護士”)の異名を持ち、ファッショニスタであり社交界のプレイボーイという伝説的なイタリア色男なのです。
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