カルロ・アバルトの誕生日(11月15日)が近づいてくると、今年もABARTHの時季がくるんだなー、と考える。
もはやサソリは、季語だと思う。←重症
でも実際、11月の『Abarth & C. S.p.a』は活発で、
FCAのアバルトJapanも公式イベント『アバルト・デイズ』開催やメイク・ユア・スコーピオンの設定、新しい限定車のリリースなど、さそり座の季節に合わせて複数のプロジェクトを展開させるのが常である。
フィアット500オーナーとしても、そろそろABARTH595に乗り換えちゃう…?と、浮気心をくすぐられるシーズン。じわじわ刺激的な毒にヤラれ気味なチンクエチェンティスタは少なくはないだろう。
コロナ渦にある近年は、FIAT&ABARTHをはじめとしたイタリア車系ミーティング・オーナーイベントはもちろん、自動車関連の様々な催しが中止や縮小をせざるを得ない状況。
圧巻の台数が集まるような大規模イベントの実現は今なお難しい。感染状況や不安定な世相の変化にも留意する必要があり、ギリギリ直前までは分からないのが実情だし仕方のないことだ。
現時点(2021年9月26日)では『ABARTH DAYS 2021』も公式アナウンスは出ていません。
昨年2020年は、規模と参加台数を大幅に縮小しつつアバルト・デイズは開催。
徹底したコロナ対策を前提に、事前申し込みと抽選により参加者数をしぼり、大磯ロングビーチで上限200台の「ABARTH DAYS 2020」を行っている。オーナー同士が直接交流する機会はなく、基本的に車内にいながらイベント・コンテンツを楽しむドライブインシアター形式。
アバルト限定車「595スコルピオーネ・オーロ」の発表が、有名マジシャンのセロにより演出され会場を沸かせた。
この記事に掲載している写真は2019年のアバルト・デイズのもので、富士スピードウェイのサーキットコースを埋め尽くすほどサソリのエンブレム車が集い溢れた最高の一日。まさにコロナ渦前夜であり、今の状況を予想できた者など当然ながら誰一人としていなかっただろう。
アバルト社こと『Abarth & C. S.p.a』がトリノのコルソマルケ38(トレントット)に設立された1949年3月31日から数えて70周年となるメモリアル祭典ということもあり、レーシングサーキット上でド派手に幕を開けたのでした…!
伝説の男『カルロ・アバルト Calro Abarth』が生まれたのは、いまや110年以上も前となる1908年11月15日。
現在にして尚、その誕生月のサソリ座にちなんだアバルト・イベントでこんなにも多くのファン達を熱く沸かせるのだから、真のカリスマの存在感というのは凄まじい。色褪せないどころか盛り上がりは年々増している感があるし、アバルトシリーズの売り上げも好調に伸びているそうだ。
フルモデルチェンジされた最新型のピュアEV車フィアット500e(チンクエチェント・イー)の登場と、将来的な全モデルEV化という方向性からも、アバルト車の今後も未知数であり、一つの転換期となる。
もし『ABARTH DAYS 2021』が開催されるのであれば、蠍ファンが驚くような発表があるのだろうか? それとも、翌年に延期されて『ABARTH DAYS 2022』として、EVアバルト595とかお披露目されちゃったりして… なーんて妄想に耽りながらアレコレつつつつ大人しく在宅ワークしてる今日この頃です。
パプリックビューイング越しに見る、サーキットに並ぶアバルトの車列もまた壮観であり、この非日常性には朝からテンションがじわじわ上がりっぱなしなのだ!
※この記事は加筆中です※
資料参考:Abarth Japan