Topick!フィアット&アバルト限定車一覧
一時は500S(エス)が通常ラインナップに加わった時期もあったのですが、大幅マイナーチェンジの折にカタログ落ちしてしまったマニュアル・チンクエチェント。年に数回、スポット的にMTモデルの限定車が販売されるという流れが近年の傾向ですが、2020年9月に久しぶりのMTフィアット「マヌアーレ」が登場!
イタリア語でマニュアルを意味する「manuale マヌアーレ」は、5MTトランスミッションの右ハンドル仕様。500S(チンクエチェント・エス)こそは名乗っていませんが、スポーツタイプの前後バンパーを備えていて、これまでのMTモデルのボディを継承しているようです。
ちなみに、ツインエア搭載の初マニュアル車(日本導入)は『500 Sport Plus』です。
↓限定車して販売されたMTモデルは下記の通り。
2016年12月 500S 150台
2017年07月 500S Plus プラス 100台
2017年12月 500S Decibel デチベル 90台
2018年06月 500S Manuale マヌアーレ 100台
2019年01月 500S Manuale マヌアーレ 100台
2019年06月 500S Manuale Rossa ロッサ 80台
プラスを意味する「Piu' ピゥ」、空を表す「Cielo チエロ」が車名に加えられた「マヌアーレ・ピゥ・チエロ」という名称は、固定式のガラスサンルーフに由来するもの。たしか今までの500S Manualeモデルはすべてクローズドトップだった記憶がありますね(後で調べておきます)。
加えて、リアまで開閉可能なコンバーチブル、カブリオレの500Cも設定され、Nuova500から受け継がれるチンクエチェントらしさを前面に押し出したモデル。ルパン三世でおなじみ先代500からのファンには堪りませんね!
2020年9月19日(土)より、全国のフィアット正規ディーラーにて230台限定で販売。メーカー希望小売価格は、ハッチバックが2,760,000円(限定155台)、カブリオレは2,950,000円(限定75台/いずれも消費税含む)とのことです。
ハッチバックは固定式グラスルーフの採用により、クローズドボディでありながら開放感のある車内空間を実現。ボディカラーには、限定車専用となる新色ポルトフィーノグリーンを採用。特別色のマットカラーです。
一方のカブリオレはワンタッチ展開するブラックの電動開閉式ソフトトップの組み合わせ。
先述の通り、スポーティな形状のフロントおよびリアバンパーは500Sの流れを汲むエクステリア。そして、16インチの専用アルミホイールは足元をぐっと引き締めるクールかつお洒落なデザインで◎
インテリアには、レザーの質感が漂うテクノレザーとファブリックを組み合わせたブラックのコンビネーションシートを採用。ダッシュボードパネルはボディカラーとコーディネイトされたマットグリーン仕上げとされ、プレミアム感が高められています。
エンジンは、排気量875ccの2気筒ターボエンジンTwinAir(最高出力85ps)を搭載。力強い走りと26.6km/ℓ(JC08モード)の低燃費を両立する、ニューチンクを象徴する傑作エンジン。かねてより、ツインエアとマニュアル・トランスミッションの組み合わせこそが最良!という持論を記してきましたが、今なお僕の考えは同じですね。
独特のフィーリングを生み出す2気筒ターボエンジン『ツインエア TwinAir』は、自らの手でマニュアル操作してこそ真価を発揮すると言えるので、日常生活や通勤のドライビングですらお楽しみがいっぱいです♪
無限に広がる空のもと、どこまでも自在に駆け巡る。そんなモビリティの根源的な楽しみと、所有する喜びを同時に満たす500 / 500C マヌアーレ・ピゥ・チエロで、イタリアの風を感じられますように!
画像出展:FCA