2007年7月4日に発表された現代版ニューチンクエチェントこと新しいフィアット500。
先代FIAT500(旧チンク)のバースデーと同日に合わせる粋な計らいでそのデビューは華々しく飾られ、たくさんの記念グッズやアクセサリーも作られ新型フィアット500の誕生日は盛大に祝われたのでした♪
■LOCMAN✕FIAT500 リミテッドエディション
この『LOCMAN(ロックマン)』とコレボレーションしたフィアット500腕時計もその一つ。車名の500(チンクエチェント)に因んで当時500本限定で販売された希少なモデルで、FIATファンには堪らんほどカッコいいレアグッズです!
ご覧の通り、文字盤がフィアット500のスピードメーターにデザインされています♪(内側のトルクメーター部分が時刻になってるのだけど、もはや何時なのか分かりませんが笑)
当時、僕も買っちゃいました♪
(残念ながら今は手放してしまいましたが…)
盤面の裏にはシリアルナンバーが記されています。
カラーはホワイト・黄色・ブルーの3色があり、それぞれが500本ずつの限定生産です。
イタリアの時計ブランド 『LOCMAN ロックマンの稀有なマニュファクチュール(自社一貫生産体制を持つファクトリー)のメイド・イン・イタリー時計メーカー。イタリアブランドの時計は数多いですが、底を支えるのはやはりスイス・メイドだそうで、"100% made in Italy"というのは実は激レアさんなのだ!(というか唯一のメーカーらしい)
[ロックマン] 腕時計 MONTECRISTO WORLD 0508A08S-00WHBKPB メンズ 正規輸入品 ブルー
LOCMANというネーミングもクールだし、しかも創業(1986年)はトスカーナ沖のティレニア海に浮かぶエルバ島という、かなり個性的で独自性を誇る。FIAT500コラボウォッチのシリーズ名も「E.T.(エルバ・チーム)」となっています。
FIATモデルは、最新バージョンが最近まで入手可能でしたが、なかなかのプライスのハイテクウォッチですね。
SIOというロックマン主催のイタリア時計職人専門学校とフィアットがコラボしたリミテッドエディションだそうです。LOCMAN JAPANではニューチンクでプロモーションも。フィアット正規ディーラーでも一部販売されていました。
FIAT 500 Collaboration Model Ref.320
フィアット500 コラボ モデル
こちらも先代フィアット500の発表からちょうど50年後の2007年、3代目FIAT500の発売と当時に生まれた500本限定のコラボレーションモデルです。
ニュー500のデザイナーの1人であるロベルト ジョリートによって、フィアットのデザインセンター(Fiat Centro Stile)でデザインされ、LOCMAN研究所で製作されました。FIAT500との共通性は、多岐にわたります。ダイヤルはスピードーメーター、側面のプッシュボタンはラジエーターグリル、パッド入りのストラップは、インテリアのカラーと素材からのインスピレーションとのこと。裏蓋には、ロベルト ジョリートのサインと限定500を証明するシリアルが刻印されています。
機能・特徴は下記の通り。
アナデジクオーツムーブメント、3タイムゾーン、アラーム、ウィークナンバー、1/100クロノグラフ、タキメーター、ライト、48mm BluePVD ステンレススチール、5ATM、レザーストラップ、サファイアコーティングガラス
ニューフィアット500の原型となったプロトタイプ『トレピウーノ Trepiuno』を最初にデザインしたロベルト・ジョリート氏(Roberto Giolito)
というか、まんま500のメーターなので当然か。中央がデジタルになり、時刻が分かりやすく改善されています。(これがTFTメータークラスターだったら最高だったけど 笑)
新型フィアット500がお披露目される500日前から、すでにオープンしていた新型チンクエチェント公式サイトでは『500 wants you』という企画で、一般からも広く、新しいチンクエチェントのアクセサリーやグッズのデザインを公募していました。
このコラボレーションも、元々はその流れを汲んだものだったのかもしれませんね。FIATグッズの豊富さと人気の高さは今なお素晴らしい… さすがイタリア!
■トスカーナ地方のエルバ島で誕生したLOCMANロックマン
ルネッサンスの街フィレンツェを州都とする、赤ワインの銘醸地としても名高いトスカーナ地方。西側がティレニア海に面していて、エルバ島という島があるのですが、ロックマンはその地を発祥とする高級時計メーカーなのだそう。イタリア職人ならではの技術力・完成度を追求した、妥協の美しさで世界に愛されるメイド・イン・イタリー。
エルバ島は行ったことがないですけど、ワインやケイパーの産地としても有名です。この地図には書かれていませんが、シチリア島、サルデーニャ島に次ぐ、イタリアで三番目に大きな島。
リュック・ベッソン監督の映画『グラン・ブルー』で有名なダイバー、かのジャック・マイヨール氏(実名の主人公のモデル)が亡くなったのもこの地だとか。
以下、LOCMANオフィシャルサイトから引用させて頂きました。ロックマンの時計のルーツです。
ナポレオンが 299 日を過ごしたことで有名なイタリアのエルバ島 で、1986 年、マルコ・マントバーニによって LOCMAN は誕生した。
エルバ島自生のツツジを使ったケースで、最初の時計を生産すると、アルミニウムに天然ダイヤを セットしたDIAMOND-Alluminioやカーボンファイバーケース等、数々の世界初の革新的なモデルを作り出し、腕時計エンスージアストから認められることとなった。
1996 年には、エルバ島の本社に世界最高水準の腕時計が設計・生産が可能なLOCMAN研究所を設立、2006年には、腕時計産業の次世代を担う人材 を育てるために S.I.O~The SCUOLA ITALIANA DI OROLOGERIA (イタ リア時計学校) を開校。
この施策は、2009年にLOCMAN研究所とS.I.Oが共同で開発した、LOCMAN初の自社製オートマチッククロノグラフムー ブメントをフラッグシップコレクションの“Montecristo”に搭載すること で結実した。
短期間に数々の名作を生みだし続けた LOCMAN の名声は、ヨーロッパを超えて世界へトレンドを生み出すブランドとして広がっていき、取り扱い店舗 も800店舗を超えるまでとなった。
そして今年、さらなる成長を目指してリブランディングに着手、バーゼル ワールドで、自社製のスプリットセコンド付オートマチッククロノグラフの MONTECRISTO Rattrapante を発表、マニュファクチュールとしての存在感を示した。
イタリアの時計ブランドの中でも、際立った独自性を持つ「LOCMAN ロックマン」
歴史としては1986年創業と新興のウォッチメーカーですが2015年には日本にもロックマン・ジャパンが設立されています。フィアットだけでなくDUCATI(ドゥカティ)とのコラボウォッチも話題となりました。
カジュアルなデザインも数多く、価格も手が届く範囲のアイテムが揃っているのでお勧めです♪ フィアット500やアバルト595などイタリア車オーナーならぜひ時計もイタリア製にこだわってみては!?