2019年、アバルトはブランド創立70周年を迎えました! そのアニバーサリーを記念した特別なABARTH『595エッセエッセ』と『124ラリー・トリビュート』の2台が、3月のジュネーブ・モーターショー2019で発表されたのです。ワクワクしますね!
ここでは、まず「595 esseesse」について書き綴るとしましょう。124スパイダーの記念モデルについては下記リンクの記事にて紹介しています。
この『アバルト595エッセエッセ』は、60年代の初代ABARTH 595に設定された「SS」モデル、そしてチューニングキットの名を継承した現在版のスペシャル・アバルト。「SS」というアルファベットをイタリア語で発音すると「エッセエッセ esseesse」となるわけです。
ご存知の通り、現代のアバルト500/595も新型フィアット500をベースにしたチューニングマシンという位置付け。それは旧チンクエチェント時代の歴史をそのまま辿っているわけです。
エッセエッセについても、まず2009年に当時のアバルト500のスペシャルカーとして元祖SSをオマージュする形で復活しています。そして10年を経た2019年に、70周年と連動してアバルト595に最新版esseesseがセッティングされたわけです。
しかも、最高出力は160hpから180hpにまで高められ大幅にパワーアップ! アバルト595史上、最もパワフルなエンジンとなりました。
このトップパフォーマンスモデルは、1.4L直列4気筒ターボエンジンに、走行性能の大幅アップさせる「アクラポビッチ製エキゾーストシステム」を組み合わせています。足下には「ブレンボ・フロントブレーキシステム」を採用。そして、レーシングホワイトにペイントされた17インチ「スーパースポーツ・アロイホイール」がカッコ良すぎ!
サイドボディにはABARTH創業70周年を記念した特製エンブレムが光ります!
お馴染みのスコーピオン・マークは、旧来のクラシカルなリアル系の蠍(サソリ)でスタイリッシュです。(デフォルメされた今のデザインより、かなり虫っぽいのですが不思議とカッコイイのです笑)
アニバーサリーとなる”70”の下に”1949-2019”の文字が刻まれ、ツートンのチェッカーフラッグ。そして外周にはイナズマをあしらったような縁取りがデザインされていて流石ですねぇ~。横から見てもサイドストライプや専用ホイールで武装した攻撃的なスタイリングで、まさにスコルピオーネ魂を体現しています。
カーボン仕様のインストゥルメントパネルがめちゃクール!
タッチスクリーン・ディスプレイを組み合わせる最新システムの「Uコネクト」が搭載され機能面もハイスペック。
カーボンシェルを採用したスポーツシートには「ABARTH 70」の刺繍が入り、黒字に赤のステッチがいかにもアバルトらしい攻撃性を演出しています。