FIAT系のコラボ・アパレル好きには堪らないのが「HYDROGEN ハイドロゲン」!
ユニークな名前ですがHYDROGENはイタリアブランドです。しかもフィアットとの縁は深く、実はHYDROGENのブランド誕生前からそのストーリーに大きく関わっています。
アイコニックな「スカル(ドクロ)」を象徴とする、”カジュアルとラグジュアリーを兼ね揃えた”グローバルなイタリア・ブランドHYDROGEN(ハイドロゲン)。僕も好きです♪
日本でも雑誌の「LEON」や「Safari」で“500byHydorgen”がオトナの男達を夢中に…!
FIAT500が60周年を迎えた2017年、HYDROGEN×FIATコラボで世界限定1957着のみがシリアルナンバー入りで作られた“500byHydrogen” 旧チンクエチェントこと2代目500、La Nuova500(ヌォーヴァ500)がイタリア・トリノで発表された1957年にちなんだリミテッドエディションです。
「carbon-brushed」ストレッチコットン製でやわらかな質感が特徴。ダブルスライダージッパーを採用し、アルカンターラ素材の引き手付き。さらにハイドロゲンロゴとダブルフエルトの伝説的なパッチが胸と袖に手縫いで付けられています。
もはやイタリアの歴史的な”数字”でもある500(チンクエチェント)と象徴的でクラシカルなFIATロゴの組み合わせに、言葉は要らない…!?
タグすら愛おしい、、
ギミック満載な遊び心を尽くした"forever young"な大人アイテムなのだ!
HYDROGEN創始者アルベルト・ブレーシとFIAT御曹司の出会い
HYDROGENのデザイナー兼CEOの創業者アルベルト・ブレーシ氏(Alberto Bresci)は、プロテニスプレイヤーを目指し渡米するも故障が原因でプロへの道を断念。その後ロンドンに渡りビジネスの道を志しますが、同じビジネススクールに通う一人の男との出会いが彼の運命の歯車を大きく動かしていくことになります。
その男こそが、イタリアのみならず世界的自動車メーカーである『フィアット社』の元会長の孫であるラポ・エルカン氏(Lapo Elkann)。どんだけカッコいいんだよw
2020年現在、42歳のエルカン氏は自身が創立したファッションブランド「イタリア・インディペンデント」の会長を務めますが、2004年にはフィアットの国際ブランドマーケティング部長に20代の若さで就任し、現代版のニューチンクエチェント復活および、業績低迷していたFIAT社自体の業績立て直しにも携わったという一流のビジネスマンです。
そしてエルカン氏の”おじいちゃん”こそが、フィアット稀代の伊達男ジャンニ・アニェッリ(Gianni Agnelli)。彼もまたフィアット創始者ジョヴァンニ・アニェッリを祖父に持つサラブレッド。
FIATの御曹司でありながら帝王学を極め、その絶対的なカリスマ性と社交性で世界中の名手達と交流し肩を並べたセレブリティの元祖のような存在。アッヴォカート(Avvocato ”弁護士”)の異名を持ち、ファッショニスタであり社交界のプレイボーイという伝説的なイタリア色男なのです。
デビュー作 ”Lawyer Shirts” から始まり2003年誕生 HYDROGEN
その伝説のFIAT会長の孫エルカン氏とビジネススクールで出会い、親交を深めたアルベルト氏。ジャンニ・アニェッリが格好よく着こなしていたデニムシャツから着想・インスピレーションを得て「君のおじいちゃんの着古したデニムシャツをくれよ。その生地をリメイクして、イタリア国旗の刺繍を施したシャツを作ろう!」と提案したそうで、それがハイドロゲン創業の第一歩となりました。
”カジュアルであってもエレガンスを表現できる”ことをコンセプトに製作された一着のデニムシャツ。イタリア語でAvvocato(弁護士)の愛称で呼ばれたジャンニ・アニェッリにちなみ、英語で”Lawyer Shirts”と名付けた最初のアイテムがHYDROGENの始まりでした。ラポ・エルカン氏との共同でプロデュースしたヴィンテージFIATロゴ入りのスウェット発表から十数年でブランドは大きな躍進を遂げたと言えるでしょう。
※この記事は現在加筆中です※