『フィアットチョコレート 2024年版』の予約販売がスタートもそろそろ‥♪
バレンタインデー&ホワイトデー向けに数量限定で輸入される『FIATチョコレート』。近年は12~1月くらいから予約販売が始まり、2月早々には売り切れてしまうことも…!?
フィアットオーナーさんやイタリア車好きの方にピッタリのおすすめプレゼントです☆
2024年度版のFIATチョコレートは、Yahoo!ショッピング店(PayPayモール)でも買えるようです♪
最近はAmazonで売ってることはあまりなく、ネット通販で買えるのは「楽天市場」と「ヤフー」のほぼ2択だと思います。
ルパン三世も大好き!フィアットチョコレートはどこで買えるの?
FIATチョコレートとは?
イタリアの自動車メーカー『FIAT フィアット』の公式チョコレートです。
日本ではイタ車好きのためのバレンタインギフトとしてすっかりお馴染みのフィアットチョコレートは、イタリア・ボローニャ州の『マイアーニ Majani』という老舗チョコレート工房とのコラボアイテムです。特にバレンタイン時期にリリースされるFIAT500ミニカー付きの缶入りBOXは、毎年集めてるファンがいるほどの人気グッズ!
FIATロゴマークをあしらった専用デザインのケースに、旧車のフィアット500ミニカーがチョコレートとセットで可愛らしく収まっています。
FIATチョコはどこで売ってる?
元々は、全国のデパートや百貨店のイタリアフェアやバレンタイン&ホワイトデーフェアなどの催事イベントを中心に人気を博したですが、やはり最近はネット通販でのお取り寄せが主流になっているようです。
イタリア食材専門店のベリッシモ(Belissimo)さんが輸入販売を手掛け始めたのが最初。
ただ現在は(その経緯などは不明ですが)ベリッシモさんの取り扱いではなく、ソムリエアットギフト(Sommlier@Gift)さん、patieさんといったセレクトショップのオンライン通販にて販売されています。
あと、近鉄百貨店の和歌山店オンラインショップ(楽天市場支店)でも取り扱いがあり、全国からネットでお取り寄せ購入できますね♪
日本総代理店という形なのか、今のところ他社さんが売ってる例はないみたいです。以前にはマイアーニ・ジャパンという日本法人もあったようですが現在は??イータリー(Eataly)でも買えるという情報もあったりなかったり。
三越伊勢丹や高島屋そごう等の大手デパート・百貨店の「イタリア展」や「イタリアフェア」といった規模の大きめな催事では、オリジナルの限定コラボレーションもあるので要チェックです!
ルパン三世がフィアット500を日本で人気に!
カリオストロのルパン三世の黄色い愛車としても有名なフィアット500は、”チンクエチェント”というイタリア車です。
↓動画はイタリアの古いコマーシャル
チンクエチェントの意味は、イタリア語で数字の500のこと。
わずか500ccの排気量に由来するネーミングで、戦後イタリアの国民車だった小さなクラシックカーです。現代版の新しいフィアット500やアバルト595の人気もあり、この十数年で日本でもすっかり有名になりましたよね!
ちなみに『アバルトチョコレート』なるものも、ABARTH公式でリリースされたことがありました。アバルト車の試乗プレゼントとしてのノベルティで、おなじくマイアーニ社が手掛けました。(どこかで売ってるという話は聞いたことがないけれど買えるのかな??)
イタリアで愛され続けるマイアーニのチョコレート
1796年にボローニャで創業した「マイアーニ Majani」は、イタリアの歴史あるチョコレート工房です。西ヨーロッパ最古の大学、ボローニャ大学のある赤褐色の街を抜け、ボローニャ郊外のマイアーニ本社には、王室サヴォイア家の紋章入りの盾や甲冑などが飾られ、200年以上続く老舗の長い歴史を感じさせます
創業者のテレサ・マイアーニが開いた最初の小さなお菓子工房は、19世紀には貴族や文化人の交流の場でもある喫茶サロンとして躍進。当時、ヨーロッパの上流階級ではチョコレートドリンクが流行し始めた頃でした。現在では、イタリア全国にその名を知られる伝統ある有名チョコレートブランドとなりました。
当時は貴族や聖職者などの限られた者の貴重な"飲み物"だったチョコレートドリンクを、中流階級や庶民にも広めるきっかけを作ったのもマイアーニ。この小さなパスティチェリアは世界中から届くカカオ豆をブレンドして丁寧にチョコレートを作り上げ、たちまちボローニャ市民の人気の的となりました。
1830年、マイアーニはボローニャの町の中心地に5000平米の土地と建物を購入。後に「マイアーニ パレス」と呼ばれるようになったこの建物は菓子工房とティーサロンを併設したチョコレート専門店として名を馳せるのでした。
1832年に、イタリアで初めての固形チョコレート「スコルツァ」を発明。FIATチョコレート誕生より80年も前のことです。現在も代々続く製法で当時のままのものを製造しています。
その後パリで開かれたチョコレート博覧会に出品すると、その存在はヨーロッパ中に知れ渡るようになり、「ボローニャの宝石」と称えられるほど愛されるブランドに成長したのでした。当時のイタリア統一を果たした王家サヴォイア家からも高い評価を得て御用達となり、数々の賞を授与された後、2011年にはイタリア商工会議所から「イタリアの歴史を作った企業」として表彰されています。
フィアット社との出会い -100年を越えるコラボレーション!
その出会いは1911年、Majani(マイアーニ)創業から100年が経った20世紀初頭です。
北イタリアのトリノを本拠地として産声をあげたばかりのFIAT社(Fabbrica Italiana Automobili Torino =トリノ・イタリア自動車工房)は、新車『TYPE4 タイプ4』の発表に合わせ、その広告用として顧客に配るためのチョコレートのコンペを行いました。
FIAT TYPE4(Tipo4 / タイプ4)
そこで見事に栄冠を勝ち取ったのが、当時すでにヨーロッパ各地のチョコレート見本市でも高い評価を得ていたマイアーニ社が用意した『イル・クレミーノ Il Cremino』です。
発売予定の新型車「Type 4」をちなみ、チョコレートは4層構造、イタリア産ヘーゼルナッツのペーストとカカオが重なる濃厚な口溶けの『FIATチョコレート』の誕生でした。
その美味しさが当時の上流階級や文化人からの支持を得た『フィアット・チョコレート』は、その後、一般向けの販売も始まり現在に至ります。
また、マイアーニのチョコレートは、当時イタリア統一を果たしたサヴォイア家の王室御用達ともなっています。ちなみに、サヴォイア家統治時代はFIAT車の本拠地でもあるトリノ(Torino)がイタリアの首都でした。
そして、第二次大戦後に共和制となり、今ではスイスに住むサヴォイア王家の一族には毎年このチョコレートが届けられているそうです。
【イル・クレミーノ】ヘーゼルナッツ、アーモンド、ミルクチョコをFIAT車(タイプ4)の名前にちなんで4層に重ね合わせるというアイディアから生まれたコンセプトチョコ。
「FIAT Il Cremino」と名付けられ、フィアットチョコレートの代名詞となりました。FIAT本拠地のあるトリノを州都とするピエモンテの名産ヘーゼルナッツ(nocciola)とアーモンドをたっぷり使用した、上品な甘さ、まろやかさ、クリーミィにとろける滑らかな舌触りが特徴。2011年に誕生から100年を迎えました。
新型フィアット500の限定車にもなった『イル・クレミーノ』
1970年代に大ヒットしたイタリアの国民車『FIAT500(nuova500)』は、日本ではルパン三世が作中で乗り回してることで有名となり(功績はめちゃくちゃデカイ!)、2007年に再デビューした新型フィアット500も、ヨーロッパカー・オブ・ザ・イヤー受賞をはじめ販売台数でも世界的な大ヒットを続けています。
そんなニューチンクエチェントにも、歴史あるフィアットチョコレートの名を冠した限定車が登場しました。2011年11月に100台限定で販売された、内外装に専用色を用いた『500 Cremino チンクエチェント・クレミーノ』です。(ベース車両は875cc 2気筒ターボエンジン搭載「500 TwinAir Pop」)
ビートル・チョコ(モロゾフ)も!ミニカー付きチョコの元祖はFIAT?