フィアット500(2007) フィアットの歴史

イタリアの国民車チンクエチェントが再デビュー!新型FIAT500ってどんな車?ニューチンクの魅力

投稿日:2017-07-04 更新日:

新型チンクエチェントは2007年7月4日、イタリア車の中でも希代の名車とされる2代目のFIAT500(Nuova500)が50歳の誕生日を迎えたその日にお披露目されました。

当然、2代目をモチーフにしてデザインを踏襲した現代版のコンパクトカーで、元祖と比べれば車格はだいぶ大きいながらも、流石のイタリアンデザインという仕上がり♪

新しいフィアット500の登場が予感されたのはコンセプトカーの『トレピウーノ Trepiùno』が最初です。2004年のジュネーブモーターショーに出展され話題となりました。

 

FIAT社の本拠地トリノで発表されたニューチンクは、イタリア人の美的センスと感性を表したようなオリジナリティと、かつてのチンクイーノ(500の愛称)が持つ親しみやすさを体現、そして現代に適応した安全性と快適性を実現したのでした。

ヨーロッパでは、販売開始から半年余りで16万台を大きく超える受注台数を抱えるなど、世界的に歓迎されたとのことです。まさに待望の再デビューでした!

 

往年のFIAT500こと『Nuova500(ヌォーヴァ・チンクエチェント)』の復刻版という歴史と名声を持つ特別な車。このクルマの旧モデルのことを知らない若いユーザーにも訴求できる魅力を持つフィアット500ですが、ドイツのビートルやイギリスのミニと同様に、戦後のイタリア庶民たちの手に届く価格帯でのモータリゼーションに貢献したフィアット500は、まさにイタリアの国民車なのです。復刻日となった2007年7月4日は、国をあげてのお祭り騒ぎになったとのこと!

 

日本でデビューしたのは翌年2008年3月15日です。もちろん僕もニュースで知っていて、心躍らなかったハズもなく、日本で販売が始まってからは、何とな~く、ソワソワしっ放し感がずぅ~っと胸の内にあったと、今でも思い出します(笑)この愛らしいキャラクターは日本のファンの琴線にも触れ、みるみる人気を博していきました。そんなニュー500の姿を、当時から見てきて、感じてきました。

 

2007年にデビューした新型フィアット500は、翌年2008年に日本での販売もスタートしましたが、その発表会にはゲストとしてルパン三世の原作者であるモンキー・パンチ氏も呼ばれました。

当時のフィアット・オートモビルズのロレンツォ・システィーノCEOも「子供の頃からファンでした!」「お会いできて光栄。ルパンは面白みのある男の象徴」と感激の様子だったそう。

 

当時のフィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパン(FGAJ)により販売が開始されたのは、1.2リッター直列4気筒SOHCのデュアロジック・ミッション車。グレードは上級モデルのラウンジ(LOUNGE)のみでした。

また、最初に導入されたのは「1.2 8V Lounge」および「1.2 8V Lounge SS(スペシャル・シリーズ)」で、特別装備を組み込まれたSSは200台限定。これは通常モデル(225万円)に加え、フロントフォグランプ、クロームメッキ仕上げの電動ドアミラー、サイドモール、フルオートエアコン等を装備されたものです(233万円)

ボディカラーはSSが3色、通常仕様が6色(イタリア本国は12色)。モッドブルー、ボサノバホワイト、パソドブレレッド、クロスオーバーブラック、チャチャチャアズール、ジャイブブルー。

2009年には「ワールド・カーデザイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞し世界的にも大ヒットの成功を収めたニューチンク、日本でも販売開始から5年で2万台を突破し、今なお裾野を広げつつあるとのこと。すごいなぁ。ちなみに女性オーナーさんも多いのだとか♪

 

2016年、初めてのマイナーチェンジが実施されて、現行モデルとなっています。外装のディティールを始め、かなり変更されているので、それについてはこちらの記事をご覧下さい↓

-フィアット500(2007), フィアットの歴史
-, ,

Copyright© cinquecentista , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.