アバルト/ABARTH 限定車|FIAT/ABARTH

"MASERATI"の名を冠したアバルト695限定車エディツィオーネ・マセラティ

投稿日:2013-03-01 更新日:

 

Topick!フィアット&アバルト限定車一覧

 

ABARTH 695 EDIZIONE MASERATI(2012)
アバルト695
エディツィオーネ・マセラティ

ベース車両は180psの1.4リッター直4ターボエンジンを搭載する「アバルト695」のオープントップ仕様。アバルトらしいスポーティーさを表現しながら、マセラティ・ブランドを思わせる美しさや快適さを盛り込んだそうです。

「ポンテヴェッキオ・ボルドー」と呼ばれる深い紫色の専用色のボディーカラーはマセラティ車と共通のもの。ソフトトップにはグレーのファブリックが用いられ、標準型のアバルトにはないエレガントな雰囲気が演出されています。

 

アバルト&マセラティのダブルネーム車は”トリブート”から”エディツィオーネ”に|Abarth 695 Edizione Maserati

 

本革のレザーシートはポルトローナ・フラウ社製。

Poltrona Frauを採用した特別仕様車はフィアット500限定車でも数多く登場しますが、このアバルト695エディツィオーネ・マセラティが最初に搭載したモデルでした。

 

ポルトローナ・フラウとは?

1912年に創業したポルトローナ・フラウ(Poltrona Frau)は、トリノでレンツォ・フラウによって誕生。革張りのソファやアームチェアの製作を中心に、その品質の高さが評価され、1926年にはサヴォイア家から王室御用達指名を受ける。その頃からイタリアの豪華客船のインテリアなど数々を手掛ける。高い技術を有した熟練職人が「ペレ・フラウ」と呼ばれる高品質な革をふんだんに使用して作る高級なソファは、デザインも高い評価を受けている。

1980年代には自動車業界にも参入。イタリアのランチア・テーマ8.32のインテリアデザイン・製作を契機に、高級乗用車、ホテル、航空機のファーストクラスなどのインテリアを手がけるなど、高級・高品質なブランドイメージを生かし幅広く事業を展開している。

ポルトローナ・フラウを採用している車種としては、ランチア、フェラーリ、ランボルギーニ、アルファロメオ、マセラティなど錚々たるイタリア車ブランドが揃う。

 

 

ABARTHシリーズには、別ブランドとのコラボレーション・モデルは他にも存在します。

フェラーリとのコラボモデル「695トリブート・フェラーリ」(2009)がまさにその筆頭。エディツィオーネ・マセラティは、2012年9月のパリモーターショーで発表された第2弾のリミテッド・エディション。

モデナの老舗メーカーであるマセラティ(MASERATI)は、アバルトと同様にレースを戦うことにプライオリティを置き、F1やスポーツカーレースで数多くの栄光を勝ち取ってきたイタリア名車中の名車の一つ。1960年代を最後にレースシーンからは姿を消してはいるものの、熱い血筋を受け継ぐGTモデルは、現代も高い人気を誇ります。

ABARTH 695 EDIZIONE MASERATI

全長:3655mm
全幅:1625mm
全高:1505mm
ホイールベース:2300mm
車両重量:1135kg
エンジン形式:水冷直列4気筒DOHC+ターボチャージャー
総排気量:1368cc
最高出力:180ps/5500rpm
変速機:5段MTA
タイヤ:205/40R17
最高速度:225km/h

 

以下、アバルト公式より抜粋

695エディツィオーネ・マセラティは、アバルト500をベースにマセラティが持つ豪華で高性能なGTカーの個性を表現したもので、エレガントな仕立てが何よりの特徴である。そのイメージの原点は、当時のマセラティのフラッグシップモデルであるグラントゥーリズモだった。

ボディはエレガントな雰囲気が漂うカブリオレがベースとなった。

ボディタイプは電動開閉式ソフトトップ仕様の500Cが選ばれ、ボディカラーはマセラティのカラーリストに載っている「ポンテベッキオ・ボルドー」と呼ばれる3コート仕上げのダークワインレッドが採用された。

ドアミラーはフェラーリ版ではカーボン製だったが、マセラティ版ではボディ同色というシックな仕上げとなる。

17インチのアロイホイールは、マセラティのシンボルである海の神ネプチューンが持つトライデント(三つ鉾)をモチーフにした専用デザインとされ、テールパイプはフェラーリ版が4本出しだったのに対し、マセラティ版はグラントゥーリズモと同形状となる楕円の2本出しに変わっている。細かなところではフェラーリ版ではカーボン製だったドアミラーはボディ同色とされ、センターピラーカバーはブラック仕上げにされるなど随所にエレガンスが演出されている。

インテリアはベージュ・サッビアのポルトローナフラウ製のレザーを採用。明るいトーンで仕上げられている。

インテリアに目を移すと、マセラティの名にふさわしい優美なシートが目に飛び込む。フェラーリ版ではレーシーな雰囲気でまとめられていたが、エディツィオーネ・マセラティではベージュ・サッビアのポルトローナフラウ製のレザーを使った明るく洒落たフィニッシュが特徴だ。またマセラティならではの落ち着き感を表現するために、ダッシュボードやシフトパネルのカーボンパネルもシックなマット仕上げとされたのも見逃せない。そこかしこに大人のためのクルマを追求したことがうかがえる。

インパネのデザインは標準アバルトに準じるデザインだが、ダッシュボードやシフトパネルのカーボンパネルがマット仕上げとなる。

メカニズム的には695トリブート・フェラーリと同等のチューニング、すなわちアバルト500の1.4リッター直列4気筒ターボエンジンをベースに各部を見直し、ギャレット製の固定ジオメトリー式ターボチャージャー1446を組み合わせた。あわせてエキゾーストシステムはおなじみの「レコードモンツァ」を組み込み、最高出力は180psを発生。0-100km/h加速は7秒、最高速度は225km/hをマークするアバルトの頂点にふさわしいパフォーマンスを発揮した。

マセラティのシンボルであるトライデント(三つ鉾)をモチーフにした17インチのアロイホイールはエディツィオーネ・マセラティの専用品。

ギアボックスはトリブート・フェラーリと同様に「アバルト・コンペティツィオーネ」と名付けられた2ペダルでMTモード付き5速シーケンシャルMTAが組み合わせられた。高められたパフォーマンスに応じて足回りも強化され、フロントは305mm径の大径ローターにブレンボ製4ビストンキャリパーが与えられるのもフェラーリ版と同様である。

エキゾーストパイプはグラントゥーリズモと同形状となる楕円の左右2本出しタイプで、エレガントな雰囲気を漂わす。

695エディツィオーネ・マセラティは日本では2013年2月に100台が導入されることが発表され、車両本体価格は499万円とアナウンスされた。全世界で499台が限定生産されるうち100台が日本に割り当てられたのは、世界的に見て上位に入る日本での販売台数を加味したものだった。実際、日本で発売されるとすぐさま完売した。

695エディツィオーネ・マセラティは、アバルト・ファンのみならずマセラティ・オーナーのタウンカーとしての需要もあり、海外でも瞬く間に売り切れてしまった。追加生産を望む声が多かったことから、2014年に50台限定で生産されることになる。しかし初版と同じ仕様で作るのではなく、ボディカラーはグリッジョ・レコードと名付けられたダークシルバーとされ、ホイールはブラックに変更された。こちらも発表とともに完売したが、残念ながら日本に正式導入されることはなかった。

2014年に50台限定で生産された追加モデル。ボディカラーはグリッジョ・レコード、ホイールはブラックに変更された。

イタリアを象徴するふたつの名門ブランドのコラボレーションから誕生した695エディツィオーネ・マセラティは、今も世界中のクルマ趣味人にとって憧れの1台であり続けている。このようなコラボレーションモデルを実現できたのは、世界に誇るブランド力と存在感を身につけたアバルトだからこそといえるだろう。

引用元:ABARTH公式



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