ロベルト・ジョリートは、自動車史に残る現代のデザイナーの1人です。
現代版のMultipla(ムルティプラ)や現行フィアット500(チンクエチェント)を手掛け、2004年ジュネーブ・モーターショーで発表されたコンセプトカー「トレピュウーノ」も彼の手によるもの。このプロトタイプを製作したとき、往年のアバルト500や600からもアイディアの着想を得たそうです。
ロベルト・ジョリートとは?
ロベルト・ジョリート(イタリア・アンコーナ生まれ/1962年11月10日)はイタリアの自動車デザイナーです。
フィアットでチーフデザイナーを務めています。ジョリートは、1989年よりフィアット・チェントロ・スティーレに加わり、初期の電気自動車プロトタイプに携わります。その翌年にはコンセプト・ミニバンのコンセプトづくりを開始。
2代目フィアット・ムルティプラ(1998年ニューヨーク近代美術館で展示)でも有名。
2002年にはフィアットグループのデザインセンター所長に就任し、2004年のトレピウノ・コンセプト(2007年に発表された新型フィアット500の前身)および近年のFIAT車のデザインを手掛けている事で広く知られています。
2008年にカーオブザイヤー、2009年にワールドカーデザインオブザイヤーに選ばれ、フィアット&アバルト(ABARTH)のデザイン統括へ。2016年以降は、FCAヘリテージの責任者を務めており、FCAのイタリアブランドの歴史的遺産の保護、宣伝、宣伝を担当しています。
Roberto Giolito 略歴
2004 Trepiuno concept
トレピウーノ・コンセプト
出生 | 1962年11月10日 イタリア・アンコーナ |
---|---|
国籍 | イタリア |
母校 | Istituto Superiore per le Industrie Artistiche |
職業 | カーデザイナー |
デザイン車 | ムルティプラ、トレピウーノ、フィアット500(2007~)、500L、パンダ、オッティモ |