イタリア製大衆車フィアット500の常設ミュージアム“チンクエチェント博物館(IlMuseodella CINQUECENTO)”は、今年3月末をもって現在の愛知県南知多町“チッタ・ナポリ”内にある展示施設をクローズし、5月1日より山形県鶴岡市に移転・リニューアルオープンを図る運びとなりました。
2001年6月2日のオープン以来、主に東海・近畿地方の自動車愛好家の皆様にご愛顧いただいた当ミュージアムですが、創立当初より構想のあった『移動博物館』コンセプトに基づき、東日本大震災お...よび福島第一原発事故の惨禍から3年を経て、一歩一歩復興を進めている東北地方に新たな拠点を構えようという決断に至りました。
山形県鶴岡市“コルソプントエスト”内の一角を占める新ミュージアムには、チッタ・ナポリ時代と同様に、初代フィアット500(トポリーノ)、その後継車たるフィアット 600(セイチェント)、そして時代のアイコンとなったヌォーヴァ 500のそれぞれ最初期生産モデルのほか、幻の存在とされるヌォーヴァ 500 USA(北米仕様)、ビーチカーのギア・ジョリー、500 スポルトなど、希少なモデルが置かれます。
また『愛・地球博 2005』で話題を呼んだ、全身にチョコレートをコーティングしたフィアット 500 ボディも展示されます。
展示スペースはチッタ・ナポリ時代よりも大幅に拡張され、ご来場いただいたお客様には貴重なチンクエチェントたち一台一台を、ゆったりとご覧いただけることになります。
新生チンクエチェント博物館は、これからもイタリアを代表する大衆車である歴代のフィアット 500の素晴らしさと、それにまつわるイタリア文化を提唱してゆく所存です。
なおチッタナ・ポリでの展示は、3月30日に開催される当館主催イベント『第14回チンクエチェント・ポーリ』まで、通常通りに行います。
また、トリコローレなどのイベントを運営管轄していたチンクエチェント博物館・事務室は従来通りの名古屋市内にて今後も活動いたします。
チンクエチェント博物館HPより抜粋